2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

東京芸術劇場ギャラリー2の松尾多英個展を見る

東京池袋の東京芸術劇場ギャラリー2で松尾多英個展「砂」が開かれている(6月30日まで)。松尾は1947年生まれ、1970年にフランスの美術学校を修了している。1983年から砂丘・風紋を発表し始め、1995年から「砂」の100号の連作を発表している。 今回はF100…

ギャラリー惣の横田節子展を見る

東京銀座のギャラリー惣で横田節子展が開かれている(6月29日まで)。横田節子は1934年群馬県生まれ、60歳から絵を描き始め、70歳でギャラリー汲美で初個展、最近は毎年ギャラリー惣で個展を開いている。 横田は紙に水彩で描いている。まったく年齢を感じさ…

熊野純彦『サルトル』を読む

熊野純彦『サルトル』(講談社選書メチエ)を読む。熊野純彦は廣松渉門下の優れた哲学者、サルトルは若い頃夢中になって読んだ哲学者、では読まずばなるまい。それにしても熊野純彦はドイツ哲学が専門でレヴィナスの研究者なのに、サルトルに対するこの理解…

Kanda & Oliveiraの福田尚代展を見る

千葉県西船橋のKanda & Oliveiraで福田尚代展「ひとすくい」が開かれている(6月29日まで)。福田は埼玉県出身、1992年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻を修了し、1994-2000年にアメリカに在住した。 福田は本のページを折り曲げたり、消しゴムを彫刻…

ギャラリーSAOH & TOMOSの鷹尾葉子展を見る

東京神宮前のギャラリーSAOH & TOMOSで鷹尾葉子展「―何処へ―焼物と蜜蝋画展」が開かれている(6月29日まで)。鷹尾は1950年東京生まれ、1972年多摩美術大学油画科を中退し、1982年アトリエ飛行船陶芸研究所入所。1987年初個展、以来各地で個展を開いている…

ギャルリー東京ユマニテの加納光於展を見る

東京京橋のギャルリー東京ユマニテで加納光於展が開かれている(6月22日まで)。ギャラリーのHPから。 加納光於(1933-)は独学で銅版画を学び、1950年代半ばから作品を発表。1960年代にはリュブリアナ国際版画ビエンナーレ、東京国際版画ビエンナーレなど…

藍画廊の酒井みのり展を見る

東京銀座の藍画廊で酒井みのり展「家は記憶が崩れない」が開かれている(6月22日まで)。酒井みのりは2011年日本大学芸術学部美術学科版画専攻を修了している。2013年から藍画廊で連続して個展を開き、今回がもう10回目になる。 奥の部屋にはリトグラフの小…

巷房の遠藤一成展を見る

東京銀座の巷房で遠藤一成展が開かれている(6月22日まで)。遠藤一成は1971年山形県生まれ、履歴には韓国、オランダ、オーストリアなどで何度も個展を開いたとあるが、日本ではエキジビットライブや巷房で個展を繰り返したようだ。 3階の巷房1では静物画…

スカイ・ザ・バスハウスの森万里子展を見る

東京谷中のスカイ・ザ・バスハウスで森万里子展「古事記」が開かれている(7月27日まで)。森万里子は1988年文化服装学院スタイリスト科卒業後、渡英。ロンドンのバイアム・ショウ美術学校、1989年から1992年にはチェルシー美術大学(ロンドン芸術大学)で学…

大江健三郎・江藤淳『大江健三郎 江藤淳 全対話』を読む

大江健三郎・江藤淳『大江健三郎 江藤淳 全対話』(中央公論新社)を読む。全対話とあるが、1960年、1965年、1968年、1970年の4回になる。 1960年の対話は安保改定に関するもので、政治に無関心な層が多い『週刊明星』で行われ、わずか6ページにしか過ぎな…

ギャラリーQの滝本優美展を見る

東京銀座のギャラリーQで滝本優美展が開かれている(6月15日まで)。滝本優美は1992年東京都生まれ、2016年に武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻を卒業し、2018年に同大学大学院修士課程油絵コースを修了している。JINENギャラリーやコバヤシ画廊で個展を開い…

いりや画廊の奥田誠一個展を見る

東京北上野のいりや画廊で奥田誠一個展「surface-存在の揺らぎ―」が開かれている(6月22日まで)。奥田は1962年滋賀県生まれ、1985年に滋賀大学教育学部を卒業している。主に京都の画廊で個展を行ってきた。ここいりや画廊では2022年に個展を開いている。 …

ギャラリー・ビー・トウキョウの早川温人展を見る

東京京橋のギャラリー・ビー・トウキョウで早川温人展が開かれている(6月15日まで)。早川は2001年栃木県生まれ、2022年に桐生大学短期大学部アート・デザイン科を卒業し、2024年に武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻を卒業、現在同大学大学院造形研究科油絵…

巷房1の弓良麻由子展を見る

東京銀座の巷房1で弓良麻由子展が開かれている。弓良は1984年東京生まれ、2007年に日本大学芸術学部彫刻コースを卒業し。2009年に武蔵野美術大学大学院彫刻コースを修了している。2006年に日大江古田校舎で初個展、以来ギャラリイK、ギャラリーブロッケン、…

ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』を読む

ジャック・ケルアック、青山南・訳『オン・ザ・ロード』(河出文庫)を読む。原書は1957年に出版され、日本でも1950年代にすでに『路上』の題名で翻訳発行されていた。アメリカで原書が発行されてすぐベストセラーとなり、ビート・ジェネレーションのバイブ…

ポーラ ミュージアム アネックスの久保寛子展を見る

東京銀座のポーラ ミュージアム アネックスで久保寛子展「鉄骨のゴッデス」が開かれている(6月9日まで)。久保は1987年広島県生まれ、テキサスクリスチャン大学美術修士課程修了。一昨年には広島文化新人賞を受賞している。 本展の目玉は防風ネットを使用…

Stepsギャラリーの吉岡まさみ展を見る

東京銀座のStepsギャラリーで吉岡まさみ展「secret memory」が開かれている(6月15日まで)。吉岡は1956年山形県生まれ。1981年に東京学芸大学教育学部美術科を卒業している。1982年に東京のかねこ・あーとGIで初個展、以来同画廊やときわ画廊、巷房などさ…

好文画廊の柴田美智子展を見る

東京日本橋浜町の好文画廊で柴田美智子展「触れるもの、絶対に触れないもの」が開かれている(6月9日まで)。柴田は1955年東京都江東区生まれ、1980年〜83年に美学校で菊畑茂久馬に師事している。1994年好文画廊で初個展、以来ギャラリーフレスカ、Keyギャ…

練馬区立美術館の三島喜美代展を見る(その2)

東京練馬区の練馬区立美術館で三島喜美代展「未来への記憶」が開かれている(7月7日まで)。三島喜美代は1932年生まれ、今年92歳になる。その非常に重要な回顧展になっている。三島は日常的な品物や新聞雑誌、ゴミ箱などを陶で作っている。それだけでもユニ…

練馬区立美術館の三島喜美代展を見る(その1)

東京練馬区の練馬区立美術館で三島喜美代展「未来への記憶」が開かれている(7月7日まで)。三島喜美代は1932年生まれ、今年92歳になる。その非常に重要な回顧展になっている。三島は日常的な品物や新聞雑誌、ゴミ箱などを陶で作っている。それだけでもユニ…

小野寺拓也・田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』を読む

小野寺拓也・田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(岩波ブックレット)を読む。「はじめに」で、「ナチスは良いこともした」という議論が、定期的に繰り返されていると書き、それが本当かを丁寧に反証している。 ヒトラーは選挙で勝ったから…