山本弘

山本弘展は明日が最終日

東京渋谷のアートギャラリー道玄坂で開かれている山本弘展も今日が6日目だった。明日25日が最終日となる。今回の目玉は30号の「種畜場」だ。山本自信の白が美しい。霧をモチーフにしたさの作品の美しさを実際に見てほしい。 ・山本弘展8月19日(月)-8月25…

山本弘の作品解説(70-2)「白い顔」

山本弘「白い顔」、油彩、F30号(91.0cm×73.0cm) 制作年不詳だが、1978年10月に飯田市で開かれた生前最後の個展に展示された。以前この作品の解説として、「題名から白い顔が描かれているのだろうが、どれが眼鼻かと考えるとよく分からない」と書いた。現在…

山本弘展が始まる

東京渋谷のアートギャラリー道玄坂で山本弘展が始まった(8月25日まで)。今回ベテラン画家のOさんに手伝ってもらって展示をした。私が採用したい作品をOさんが除き、私があまり評価しない作品をOさんは採用した。それはとても刺激的な体験だった。評価=好…

明日(8月19日)から山本弘展が始まる

明日(8月19日)から東京渋谷のアートギャラリー道玄坂で山本弘展が始まる(8月25日まで)。今回DM葉書に使ったのが「雪の三叉路」という私の好きな作品だが、もう1点一番好きな「川」も出品する。「川」は2004年のギャラリー汲美での個展に出品したが、その…

山本弘の作品解説(91)「(題不詳)」

山本弘「(題不詳)」、油彩、F4号(33.5cm×24.0cm) 1977年制作。何が描かれているのだろう。首があるし、角状のものも描かれている。すると鬼だろうか? では顔の前の白い三角は何だろう。 おそらくそのような理屈ではないのではないか。造形的に面白いと…

山本弘の作品解説(90)「(題不詳)」

山本弘「(題不詳)」、油彩、F6号(41.0cm×31.8cm) 1977年制作。顔が描かれているように見える。大人の顔ではないか。頭の上にちょっと離れて角にも見えるものが描かれている。画面下方にも描かれているのは象徴的に描かれた体だろうか。顔らしきもののみ…

来週8月19日から山本弘展が始まる

来週8月19日から東京渋谷のアートギャラリー道玄坂で山本弘展が始まる(8月25日まで)。そのちらしを紹介する。 表紙 裏表紙 中面 中面の図版部分 中面の文章は、こちらに書いている。https://mmpolo.hatenadiary.com/entry/2019/07/07/222758 裏表紙の図版…

山本弘展が開かれる

東京渋谷のアートギャラリー道玄坂で山本弘展が開かれる(8月19日―8月25日まで)。ここアートギャラリー道玄坂では2017年、2018年に続いて3回目となる。 今回は形がないものを描いた作品を中心に展示したい。霧そのものや、降雨、降雪、薮とか柴垣など。それ…

山本弘の作品解説(89)「(題不詳)」

山本弘「(題不詳)」、油彩、F4号(33.5cm×24.0cm) 制作年1977年。顔が描かれている。鬼のようでもある。顔に白い三角が重ねられている。三角が顔の輪郭を表すようでもあり、造形的に加えられているようでもある。鬼のようでもあると書いたのは顔が赤いこ…

なぜ山本弘は絵にし難いモチーフを描いたのか?

山本弘は不思議な世界を描いている。そのことを8月に開く山本弘展のちらしに書いた。 山本弘はふつう絵に描きにくいものをしばしば描いている。霧そのもの(「種畜場」)や、降る雪(「雪の三叉路」)、降る雨(「秋雨」、「街の雨」、「水神」)、小枝を束…

山本弘の作品解説(88)「(題不詳)」

山本弘「(題不詳)」、油彩、F10号(53.0cm×45.5cm) 制作年1976年9月。中央上部に三角形が描かれているように見える。それは山、それも風越山ではないだろうか。中央下部に描かれているのは山へ向かう道ではないだろうか。道を挟んで両側に描かれている茶…

山本弘の作品解説(87)「子供(仮題)」

山本弘「子供(仮題)」、油彩、F10号(53.0cm×45.5cm) 制作年不明、おそらく最晩年の作品だろう。キャンバスの裏面に誰かの字で「子供」と書かれているのでそれに従った。左側にそれらしき形がある。上部に頭らしき丸が描かれ、そこから下に紡錘形が描かれ…

山本弘展のちらしのために

山本弘「雪の三叉路」 F10号 今年も8月19日から1週間、東京渋谷のアートギャラリー道玄坂で山本弘展を企画している。その折り配布するちらしの文章を書いた。 山本弘はふつう絵に描きにくいものをしばしば描いている。霧そのもの(「種畜場」)や、降る雪(…

山本弘は晩年断酒までして誰も買わない絵を量産したのか?

山本弘は昭和5年に生まれた。日中戦争が勃発したときは10歳だった。山本は戦争に夢中になり、絵が巧かったことから軍艦や戦闘機の絵を描きまくっていた。15歳のときに予科練へ入隊すると言って家を出たが、おそらく終戦と重なってか入隊は叶わなかった。8月1…

「山本弘展示場にて」と書かれた古い写真

『清水監遺作画集』に男3人が写った白黒写真が載っていて、写真説明に「山本鉄男、仲村進氏と(山本弘展示場にて)」と書かれている。男たちは左から山本弘の友人で豊橋の画家山本鉄男、画集の主人公清水監、山種美術館賞を受賞した画家仲村進の3人だ。仲村…

山本弘の作品解説(86)「夏雲」

山本弘「夏雲」、油彩、F3号 これは25年ほど前に撮った写真、作品そのものは購入してくれた人の遺族から骨董屋に渡ってしまい、その骨董屋の手も離れたという。カラー写真の色が少し褪せていて、元の色彩と違っているかもしれない。 制作年は晩年の頃だと思…

花田伸さんが山本弘展をブログで取り上げてくれた

画家の花田伸さんがブログでアートギャラリー道玄坂の山本弘展を取り上げてていねいに紹介してくれた。 「河」について、 ペインティングナイフ(パレットナイフかもしれない)をぐいぐい押し当て、前の色面と新たな色面が瞬間瞬間に変化して行く。そして筆…

アートギャラリー道玄坂の山本弘展が終了した

渋谷のアートギャラリー道玄坂の山本弘展が終了した。6日間で100人弱の方たちが見てくれて、ほとんどの方から高く評価された。とくに画家の方たちからは、山本の作品のどこが良いのか教えていただいた。自分の未熟さを痛感した。 また久しぶりに会うことがで…

アートギャラリー道玄坂の山本弘展の不思議な絵

渋谷のアートギャラリー道玄坂の山本弘展の4日目が終わった。美術評論家の宮田徹也さんが作品の写真とともにFacebookに紹介してくれた。 こんな凄い作品を目の当たりにできるチャンスはそうそうありません。是非とも足を運んで確かめて下さい。 それを受け…

アートギャラリー道玄坂の山本弘展の作品いくつか

渋谷のアートギャラリー道玄坂の山本弘展の3日目が終わった。展示作品のいくつかを紹介する。 ・ 「薮」F20号 「婦人像」F15号 「銀杏」F20号 「壺」F6号 「河」F20号 「削道A」F20号 「削道AB」F30号 「第三病棟」F50号 「題不詳」F10号 「窓」F10号 「土…

アートギャラリー道玄坂の山本弘展2日目

渋谷のアートギャラリー道玄坂の山本弘展の2日目が終わった。渋谷マークシティを出ると右前方にギャラリーの看板が見える。 展示の室内の分を並べてみる。このほかに6点飾っている。 「第3病棟」 左から「ピエロ」「絣」「カッパ」「隧道」「沼辺」 左から…

山本弘展の準備完了

明日9月24日から渋谷のアートギャラリー道玄坂で山本弘展が始まる(9月29日まで)。本日23日はその展示を行った。50号から3号まで30点余を展示した。なかなか良い個展になったと画廊主と二人で喜んだ。 多くの人に見てもらいたい。 ・ 展覧会会期は9月24日(…

山本弘の作品解説(85)「薮」

山本弘「薮」、油彩、F20号(72.7cm×61.0cm) 1978年制作。20号の比較的大きな画面にパレットナイフで右上から左下へ描きなぐったような茶色が走る。山本の不定形な自然を抽象画的に描くシリーズの一つだ。同じような作品は、霧を描いた「種畜場」、降雨を描…

山本弘展のリーフレット

9月24日(月・祝日)−29日(土)まで渋谷のアートギャラリー道玄坂で山本弘展を開きます。そのリーフレットができました。 そのテキストは下記のとおりです。 山本弘は1930年(昭和5年)に長野県神稲村(現豊丘村)に、山本里二と千春の次男として生まれた。…

山本弘展のDM葉書

山本弘展のDM葉書が出来上がった。 展覧会会期は9月24日(月・祝日)−9月29日(土) 11:00−18:00(最終日は17:00まで) 会場は去年と同じ、アートギャラリー道玄坂 東京都渋谷区道玄坂1-15-3 プリメーラ道玄坂102 電話03-5728-2101 http://www.artshibuya…

山本弘の作品解説(84)「河原んべ」

山本弘「河原んべ」、油彩、F6号(41.5cm×31.8cm) 1978年制作。山本弘定番のテーマカッパを描いている。素早い筆運びで墨絵のように描いている。足元の四角い枠を跨ぐように両足を踏ん張り、右腕を曲げて左手に蓮の葉でも掲げているのだろうか。薄く地塗り…

ティーグル・モリオンさんが東邦画廊の山本弘第1回遺作展を見た折りの印象をブログに紹介してくれた。

牛の戀静まるまでを枯野かな テーマ:昊山人俳句匣 ◆昊山人俳句匣◆ 掲出句は、もう三十年近くも前の或る日の偶成である。 場所は中央区の某画廊だった。当時そこが老朽化したビルの狭い二階から何百メートルか先のゆったりした一階のスペースに移転して、画…

山本弘の作品解説(83)「婦人像(仮題)」

山本弘「婦人像」、油彩、F15号(65.0cm×50.0cm) 1977年制作。頭上に大きく空間を取って、女性の顔が中央やや下に描かれている。前回紹介した「母子」の母である山本夫人である愛子さんを描いたものだろう。細長い顔と長い首が彼女の特徴を的確に伝えている…

山本弘の作品解説(82)「母子」

山本弘「母子」、油彩、F15号(65.5cm×63.0cm) 制作年不明。サインと作風から最晩年のものと思われる。 中央上下に並んで丸が二つ描かれている。これが母と子の顔なのだろう。子の体は顔の右下にあり、母に頭を下げているような、母を慕っているような姿勢…

山本弘の作品解説(3)「銀杏」

山本弘「銀杏」油彩、F20号(72.5cm x 61.0cm) イチョウの木の根元を描いている。おそらく夜だろう。背景の暗い紺色からイチョウの幹が浮き出ている。暗い紺色に青が混じり幹の輪郭を明るい空色が縁どっている。単純な造形だが、なぜ夜のイチョウを描いたの…