美術

PARCELの森靖展を見る

東京日本橋馬喰町のPARCELで森靖展「Ba de ya」が開かれている(11月8日まで)。森は1983年愛知県生まれ、2009年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻を修了している。2010年に山本現代で初個展、翌年横浜トリエンナーレに出品したが、今回が10年…

ギャラリーなつかの「たまびやき」を見る

東京京橋のギャラリーなつかで毎年恒例の「たまびやき」展が開かれている(10月10日まで)。「たまびやき」は、毎年ギャラリーなつかで開かれる多摩美術大学工芸学科/陶/選抜作品展だ。今年は学部4年制が3人、大学院生が5人参加している。 ところが今年は…

ギャラリー川船の「特別入札展示会」が始まった

東京京橋のギャラリー川船で「特別入札展示会」が始まった(10月3日まで)。 入札の方式は「二枚札方式」、これは入札カードに上値(上限)と下値(下限)の二つの価格を書いて入札するもの。 他に入札者のない場合は下値で落札する。 上値が同額の場合には…

千葉市美術館の宮島達男展を見る

千葉市美術館で宮島達男展「クロニクル1995-2020」が開かれている(12月13日まで)。宮島は1957年、東京生まれ。1984年に東京藝術大学を卒業し、1986年に同大学大学院を修了している。美術館のホームページより、 宮島達男は、LED(発光ダイオード)のデジタ…

スカイ・ザ・バスハウスの森万里子展「Central」を見る

東京谷中のスカイ・ザ・バスハウスで森万里子展「Central」が開かれている(10月17日まで)。森万里子は森ビル創業者の孫娘、といってももう50歳くらいになるらしい。1997年のヴェネチア・ビエンナーレに出品し、同じ年ギャラリー小柳で個展を行った。宇宙服…

ギャラリーブロッケンの柴田美智子個展「緊急避難」を見る

東京武蔵小金井のギャラリーブロッケンで柴田美智子個展「緊急避難」が開かれている(9月27日まで)。柴田は1955年東京都江東区生まれ、1980年〜83年に美学校で菊畑茂久馬に師事している。1994年日本橋好文画廊で初個展、以来ギャラリーフレスカ、Keyギャラ…

Stepsギャラリーの十河雅典展「2020・77歳の自我像」を見る

東京銀座のStepsギャラリーで十河雅典展「2020・77歳の自我像」が開かれている(10月3日まで)。十河は1943年東京生まれ。1969年に東京芸術大学を卒業している。タイトルが「77歳の自我像」だが、若い頃からの自我像、15歳、19歳、32歳、57歳、65歳や現在の…

ガルリSOLの平野由果展を見る

東京銀座のガルリSOLで平野由果展が開かれている(9月26日まで)。平野は1992年に日大芸術学部美術学科版画科を卒業し、1992-1994年に日大芸術学部研究科に在籍していた。1993年にギャラリー21+葉アネックスで初個展、翌年九美洞ギャラリーで個展、その2…

√kコンテンポラリーの浜田浄展「記憶の地層―光と影―」を見る

東京神楽坂の√kコンテンポラリーで浜田浄展「記憶の地層―光と影―」が開かれている(10月24日まで)。浜田は1937年高知県出身、1961年に多摩美術大学美術学部油画専攻を卒業している。2015年には練馬区立美術館で個展が開かれている。 √kコンテンポラリーは1…

ガルリH(アッシュ)の沼田直英展を見る

東京日本橋小舟町のガルリH(アッシュ)で沼田直英展が開かれている(9月26日まで)。沼田は1954年北海道生まれ、1977年に創形美術学校絵画科本科を卒業し、1981年から1982年まで東洋美術学校第1回パリ派遣留学をしている。1979年に櫟画廊で初個展、その後…

いりや画廊の荒木美由個展「いしのない世界」を見る

東京入谷のいりや画廊で荒木美由個展「いしのない世界」が開かれている(9月26日まで)。荒木は1988年東京生まれ、2013年女子美術大学大学院美術研究科修士課程立体芸術領域修了。今までいりや画廊、ブロックハウス、floatなどで個展を行ってきた。 荒木は…

うしお画廊の淀井彩子版画集を見る

東京銀座のうしお画廊で淀井彩子版画集展が開かれている(9月19日まで)。1979年から2013年までに制作された10冊の版画集を展示している。壁にその版画集の一部が額装されて展示されており、版画集も手に取って見られるようになっている。 淀井は1966年に東…

ギャラリーTOWEDの佐藤絵莉香個展を見る

東京墨田区京島のギャラリーTOWEDで佐藤絵莉香個展が開かれている(9月27日まで)。佐藤は1996年神奈川県川崎市生まれ、2020年に武蔵野美術大学造形学部油絵専攻を卒業し、現在同大学大学院造形研究科修士課程油絵コース1年在籍中。今回が初個展となる。 最…

ギャラリーZaroffの佐藤宏三個展「誘惑」を見る

東京初台のギャラリーZaroffで佐藤宏三個展「誘惑」が開かれている(9月12日まで)。ここに掲げたDM葉書は極めておとなしい絵柄で、ほとんどは緊縛された女性を描いている。SMの世界を描いた個展だ。佐藤さんは私とfacebook友だちの日本画家で、以前も吉祥…

ギャラリーMoMoプロジェクツの「NEW NEW NEW NORMAL」を見る

東京六本木のギャラリーMoMoプロジェクツで「NEW NEW NEW NORMAL」が開かれている(10月3日まで)。参加作家は、みょうじなまえ、山本れいら、半田颯哉の3人。 みょうじなまえは昨年東京藝術大学を卒業し、現在同大学大学院絵画専攻修士課程在籍中。2月にTA…

ギャラリー77の重野克明展を見る

東京銀座のギャラリー77で重野克明展が開かれている(9月17日まで)。重野は1975年千葉市生まれ、2003年東京藝術大学大学院修士課程美術研究科版画専攻を修了している。2000年に東京銀座の青樺画廊で初個展、以来77ギャラリーや高島屋美術画廊Xなどで個展を…

コバヤシ画廊の村上早展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で村上早展が開かれている(9月19日まで)。村上は1992年群馬県生まれ。2014年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画専攻を卒業し、2017年同大学大学院博士後期課程中退。毎年コバヤシ画廊で個展を続けていて今年が5回目になる。 今…

山本弘の作品解説(99)「重い手足」

重い手足 山本弘「重い手足」、油彩、F12号(60.8cm×50.0cm) 1977年制作、47歳のときのほとんど最晩年の作品。題名から2度の脳血栓の後遺症による不自由な手足、つまり自分のことを描いている自画像だと分る。足はいいつも引きずっていたし、手も不自由だっ…

芸大陳列館の「彼女たちは歌う」を見る

東京藝術大学陳列館の「彼女たちは歌う」を見に行く。11人のすべて女性作家による展覧会。途中、上野公園の一角に藝大生たちのものだと思われる彫刻作品が並んでいた。 牧野優美 永井遼太郎 水野千尋 山崎良太 白井雪音 陳列館は過密を避けるため入場制限が…

大塚信一『長谷川利行の絵』を読む

大塚信一『長谷川利行の絵』(作品社)を読む。長谷川利行の生涯を辿りその作品を紹介している。利行についての文献を読み込み、利行の絵の由来から最後まで丹念に分析している。読み終わって長谷川利行についてよく分かった気がした。 カラー口絵に3図版、…

かわかみ画廊の加納野乃子展「光と肌理」を見る

東京北青山のかわかみ画廊で加納野乃子展「光と肌理」が開かれている(9月6日まで)。加納は1982年神奈川県生まれ、2007年に東京造形大学美術学科絵画専攻を卒業している。2012年にギャラリー檜プラスで初個展。以来今回が3回目の個展となる。 加納はケン…

Takuro Someya Contemporary Artの岡崎乾二郎展を見る

東京天王洲アイルのTakuro Someya Contemporary Artで岡崎乾二郎展が開かれていた(8月29日まで)。岡崎は1955年東京生まれ、昨年から今年にかけて豊田市美術館で大規模な回顧展が開かれた。 岡崎に個人的な面識はないが、以前勤めていた会社の後輩が岡崎の…

ガルリSOLの松尾玲央奈展を見る

東京銀座のガルリSOLで松尾玲央奈展が開かれている(9月9日まで)。松尾は1984年、福岡県生まれ。2007年に女子美術大学芸術学部立体アート学科を卒業し、2012年に同大学大学院美術研究科美術専攻後期博士課程を修了している。博士論文は「抽象性と感情移入…

長谷見雄二さんの菅木志雄作品論

私の昨日の「スパイラルガーデンの菅木志雄展を見る」に、長谷見雄二さんがコメントを寄せてくれた。その内容が菅木志雄作品論としてすばらしく、コメント欄に埋もれさすのは勿体ないと思い、長谷見さんの許可を得てここに転載する。 以下、長谷見雄二さんの…

スパイラルガーデンの菅木志雄展を見る

東京表参道のスパイラル1階のスパイラルガーデンで 菅木志雄展「放たれた景空」が開かれていた(8月27日まで)。菅は岩手県盛岡市出身、1968年に多摩美術大学絵画科を卒業し、「もの派」の主要メンバーとして活動した。2015年には東京都現代美術館で大規模…

篠田魔弧という画家がいた

篠田魔弧という画家がいた。 矢島一族 1908(明治41)年、長野県下伊那郡上郷村上黒田(現飯田市)、篠田伊義の三男として生まれる(本名篠田信義)。 戦前に2カ年ほど絵の勉強のため上京し、帰郷後は林や山中に家を建て自然児を自認し制作を続ける。 アン…

中村隆夫『象徴主義』を読む

中村隆夫『象徴主義』(東信堂)を読む。美術の象徴主義について知りたくて本書を選んだ。副題が「モダニズムへの警鐘」とあるように、中村はヨーロッパ近代の象徴主義を印象主義等モダニズムへの対抗として捉える。そして象徴主義には決まった様式がないと…

藍画廊の大場さや展を見る

東京銀座の藍画廊で大場さや展「ある日の地面-the ground of one day」が開かれている(8月29日まで)。大場は1980年宮城県生まれ、2006年に東北芸術工科大学大学院彫刻領域を修了している。2015年Hasu no hanaで初個展。 タイトルの「ある日の地面」のよう…

ガルリSOLの奥西千早展を見る

東京銀座のガルリSOLで奥西千早展「この曲について」が開かれている(8月29日まで)。奥西は2019年武蔵野美術大学大学院修士課程日本画専攻コースを修了している。 今回画廊の奥半分の壁に作品を展示しているが、その長い作品はすべて繋がっている。と同時…

アートスペース羅針盤の沢登丈夫個展を見る

東京京橋のアートスペース羅針盤で沢登丈夫個展が開かれている(8月23日まで)。沢登は会期最終日の8月23日に77歳の誕生日を迎えるという。しかし今回が初個展なのだ。 沢登は東大を卒業後、大手の化学メーカーに勤務した。実は沢登は年季の入った美術のコ…