美術

ガルリアッシュ(H)の広瀬里美展を見る

東京日本橋小舟町のガルリアッシュ(H)で広瀬里美展「寄る辺」が開かれている(6月10日まで)。広瀬は1998年埼玉県生まれ、2022年に東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業し、現在同大学大学院美術研究科彫刻専攻に在籍中。今回が初個展となる。 広瀬のテキス…

高島屋日本橋本店6階美術画廊Xの星山耕太郎展を見る

東京日本橋の高島屋日本橋本店6階美術画廊Xで星山耕太郎展が開かれている(6月5日まで)。星山は1979年東京都生まれ、2003年に多摩美術大学絵画学科日本画専攻を卒業している。ギャラリーQやA. C. T.で個展を開いた後、2018年からここ高島屋美術画廊Xで個…

コバヤシ画廊の井崎聖子展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で井崎聖子展-prominence-が開かれている(6月3日まで)。井崎は東京都出身、1988年に女子美術大学を卒業し、その後Bゼミで岡崎乾二郎や中村一美など錚々たる作家たちに学んでいる。 井崎は黄色い雲のような画面を作っている。絵…

東京都美術館のマティス展を見る

東京都美術館でマティス展が開かれている(8月20日まで)。「20年ぶり 待望の大回顧展」と謳われている。日時指定の前売券を購入して行って見た。さすが人気で入場に列を作っている。館内も人が多かった。大作は少なく、大回顧展と呼ぶには出品点数もさほど…

ギャラリーαM移転オープン

武蔵野美術大学運営のギャラリーαMが長年拠点としていた東神田のスペースを閉じ、この度新宿区の武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスに移転し、新しいスペースでオープンした。JR市ヶ谷駅、地下鉄有楽町線・南北線市ヶ谷駅、都営新宿線市ヶ谷駅からいずれも徒歩3…

ギャラリーゴトウの森本秀樹展を見る

東京銀座のギャラリーゴトウで森本秀樹展が開かれている(5月30日まで)。森本は1951年、愛媛県宇和島出身。ギャラリー汲美をはじめ、ギャラリーゴトウ、小田急デパートなどで数多くの個展を行っている。昨年12月にもここで個展を開いている。現在宇和島市…

コバヤシ画廊の横須賀幸男展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で横須賀幸男展「Pareidolia II」が開かれている(5月27日まで)。横須賀は茨城県水戸市生まれ、1978年に茨城大学教育学部美術専攻科を卒業している。1984年にギャラリーQで初個展、以来各地の画廊で個展を開いている。 DM葉書には、…

ヒノギャラリーの松本陽子 新作展を見る

東京八丁堀のヒノギャラリーで松本陽子 新作展が開かれている(6月3日まで)。松本は東京生まれ、1960年東京藝術大学油画科を卒業している。1991年に国立国際美術館で個展を、2005年に神奈川県立近代美術館鎌倉で二人展、また2009年に国立新美術館でも二人…

ギャラリー58の中村宏展を見る

東京銀座のギャラリー58で中村宏展「戦争記憶絵図」が開かれている(6月3日まで)。中村は1932年静岡県浜松市生まれ、日本大学芸術学部美術学科に学ぶ。現在90歳になる。初めルポルタージュ絵画という社会的な絵画を描く。弱冠23歳で絵画史に残る砂川基地…

靖山画廊の田端麻子展を見る

東京銀座の靖山画廊で田端麻子展「拭くと汚くなる」が開かれている(5月19日まで)。田端は1972年神奈川県藤沢市生まれ、1996年に多摩美術大学油画専攻を卒業している。DM葉書には「昨年ニューヨークで展示された田端麻子の作品は、予想を上回る評価を得て…

埼玉県立近代美術館の彫刻作品を見る

埼玉県立近代美術館には屋外に数多くの彫刻作品が設置されている。先日戸谷成雄展を見に行った折りにそれらも見てきた。 グレコ 美術館のある北浦和公園の入口にはエミリオ・グレコの「湯あみ」がある。 ボテロ 美術館に近づくとフェルナンド・ボテロの「横…

埼玉県立近代美術館の戸谷成雄展を見る

埼玉県浦和の埼玉県立近代美術館で戸谷成雄展が開かれている(5月14日まで)。美術館のホームページから、 日本の現代美術を代表する彫刻家・戸谷成雄(1947年―)は愛知県立芸術大学で彫刻を専攻したのち、1970年代より本格的な活動を開始しました。彫刻と…

ガルリSOLの菅野美榮展を見る

東京銀座のガルリSOLで菅野美榮展「旅スル種子2023」が開かれている(5月20日まで)。菅野は群馬県出身、1968年共立女子短期大学を卒業したのち、1971年日本デザインスクールを卒業している。1990年、銀座のギャラリー・オカベで初個展。その後、ギャラリー…

ギャルリー東京ユマニテbisの大西由莉展を見る

東京京橋のギャルリー東京ユマニテbisで大西由莉展が開かれている(5月20日まで)。大西は1983年愛知県出身、2008年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻コースを修了している。2011年に新宿眼科画廊で初個展、以来ギャルリー東京ユマニテbisな…

藍画廊の日比野絵美展を見る

東京銀座の藍画廊で日比野絵美展「楽園」が開かれている(5月13日まで)。日比野は1986年神奈川県生まれ、2009年に日本大学芸術学部美術学科版画コースを卒業し、2011年に同大学大学院芸術学研究科博士前期過程を修了している。2011年に藍画廊で初個展、そ…

ポーラ ミュージアム アネックスの西島雄志展を見る

東京銀座のポーラ ミュージアム アネックスで西島雄志展「瑞祥 時の連なり」が開かれている(6月4日まで)。西島は1969年神奈川県生まれ、1995年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了している。主な展覧会に滋賀県「BIWAKOビエンナーレ2022」、群…

銀座K’sギャラリーの神山豊展を見る

東京銀座の銀座K’sギャラリーで神山豊「海洋彫刻」展が開かれている(5月6日:今日まで)。神山は1955年横浜市生まれ、2008年に渡米し、ニューヨークで彫刻を学んだ。個展は3回目、ここK’sギャラリーでは2回目となる。 神山は大きな木彫作品を展示してい…

東京都現代美術館のMOTコレクション「めぐる呼吸」「被膜虚実」を見る

東京木場公園の東京都現代美術館でMOTコレクション「めぐる呼吸」「被膜虚実」が開かれている(6月18日まで)。美術館のホームページから、 1階では、「被膜虚実(ひまくきょじつ)」と題し、1980年代末以降の作品を紹介します。このほど新規収蔵した三上…

世田谷美術館の麻生三郎展を見る

東京砧公園の世田谷美術館で麻生三郎展「三軒茶屋の頃、そしてベン・シャーン」が開かれている(6月18日まで)。以前、美術評論家の針生一郎氏の講演を聞いたとき、自分は戦後の画家で優れていると思うのは、松本峻介、麻生三郎、鶴岡政男だと言われた。麻…

東京都現代美術館の「さばかれえぬ私へ」を見る

東京都現代美術館で「さばかれえぬ私へ」が開かれている(6月18日まで)。これは美術館のホームページによると、 東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は2018年より、中堅アーティストを対象とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award…

資生堂ギャラリーの佐藤壮馬展を見る

東京銀座の資生堂ギャラリーで佐藤壮馬展「おもかげのうつろひ」が開かれている(5月21日まで)。本展は資生堂が主催する公募プログラム「第16回shiseido art egg」入選者3名による個展の3人目。3人の個展が終ったあと、一人にグランプリが与えられる。 …

山本弘の作品解説(116)「一本の道」

山本弘「一本の道」(仮題)、油彩、F10号(天地53.0cm×左右45.5cm) 1976年の飯田市勤労者福祉センターでの個展で発表され、1994年京橋の東邦画廊での第1回遺作展に展示された。東邦画廊では「傘」と題して展示され、以前ここでも「傘」として紹介した。今…

eitoeikoの「桜を見る会」を見る

東京神楽坂のeitoeikoで「桜を見る会」が開かれている(4月29日まで)。当時の安倍晋三総理が主催した「桜を見る会」だったが、いろいろ問題があって中止されてしまったので、 楽しみにしていた人たちのためにeitoeikoの癸生川ディレクターが企画して開催さ…

コバヤシ画廊の前本彰子展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で前本彰子展「花留姫縁起」が開かれている(5月6日まで)。前本は石川県に生まれる。1980年京都精華短期大学絵画専攻科卒業、1982年Bゼミスクール修了。1983年よりコバヤシ画廊をはじめ個展多数。 うさぎ姫 花留姫 昨年同様今年も…

ギャラリー・ビー・トウキョウの森下進士展を見る

東京京橋のギャラリー・ビー・トウキョウで森下進士展が開かれている(4月29日まで)。森下は2010年東京藝術大学絵画科油画専攻を卒業し、2012年同大学大学院美術研究科研究領域油画を修了している。2009年にガレリアMで初個展、今回はやっと2回目の個展と…

ガルリHの田中綾子展を見る

東京日本橋小舟町のガルリHで田中綾子展「やすらかに歩いて」が開かれている(4月29日まで)。田中は1993年大阪府生まれ、2019年に東京藝術大学美術学部彫刻科卒業、2021年同大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了している。ガルリHでの個展は昨年に続いて3…

TS4312の柴田和展を見る

東京四谷三丁目のTS4312で柴田和展が開かれている(4月30日まで)。柴田は1934年生まれ、帝国美術学校(武蔵野美術大学の前身)を卒業。1960年代、美術グループ乱立の時代はネオ・ダダのメンバーらとも一緒に活動していた。1963年、最後の読売アンデパンダ…

藍画廊の井上修策展「layered sculpture-律動体-」を見る

東京銀座の藍画廊で井上修策展「layered sculpture-律動体-」が開かれている(4月22日まで)。井上は1984年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業している。長年ギャラリー現で個展を開いていたが、最近はギャラリーQで開催していた。 井上のコメント、…

ギャラリーなつかの瀧田亜子展を見る

東京京橋のギャラリーなつかで瀧田亜子展が開かれている(4月22日まで)。瀧田は東京生まれ、青山学院女子短期大学芸術学科を中退した後、中国ウルムチの新彊大学や杭州市の中国美術学院で書を学んでいる。帰国後早見芸術学院で日本画を学んだ。2003年ギャ…