美術

酒井忠康『美術の森の番人たち』を読む

酒井忠康『美術の森の番人たち』(求龍堂)を読む。世田谷美術館長酒井が、36人の美術関係者を描いている。美術関係者というのは、美術館の学芸員や館長、美術批評家、画廊主らだが、神奈川県立近代美術館で酒井の上司だった土方定一は他のところで詳しく語…

日本橋高島屋本館8階ホールの野見山暁治展を見る

東京日本橋高島屋本館8階ホールで「100歳記念 野見山暁治のいま展」が開かれている(1月18日まで)。また6階美術画廊でも野見山暁治個展が開かれ、こちらは小品が並んでいる。 野見山さんは100歳になった。その年でこれだけの大作の新作を並べるのは凄いこ…

岡本太郎と長谷川利行の共通点

岡本太郎と長谷川利行の共通点について考えてみたい。私見では二人に共通するものは筆触であると思う。端的に言ってしまえば筆触が汚い。ここに長谷川利行の「水泳場」の一部を掲載したが、先に描いた色が乾かないうちに次の色を重ねている。色は濁り線が確…

野見山暁治100歳記念展が新春に企画されている

東京日本橋の高島屋で野見山暁治100歳記念展が1月9日から始まる(1月18日まで)。髙島屋日本橋店本館8階ホールで開催というからいつもの6階美術ギャラリーではない。大きな会場で高島屋もリキを入れているようだ。それはそうだろう、100歳記念展なんてほと…

南天子画廊の岡崎乾二郎展「TOPICA PICTUSきょうばし」を見る

東京京橋の南天子画廊で岡崎乾二郎展「TOPICA PICTUSきょうばし」が開かれている(12月12日まで)。岡崎は1955年東京生まれ、昨年から今年にかけて豊田市美術館で大規模な回顧展が開かれた。 夏に天王洲アイルのTakuro Someya Contemporary Artで個展が開か…

アートコンプレックスセンターの谷口ナツコ展「得体」

東京新宿のアートコンプレックスセンターで谷口ナツコ展「得体」が開かれている(11月29日まで)。私は外出を控えているので見に行くことができないが、過去の展示歴から見れば優れた展示であるのは間違いないだろう。 谷口は1968年北海道生まれ。今までギャ…

ギャラリーなつかの桑原理早展を見る

東京京橋のギャラリーなつかで桑原理早展が開かれている(11月14日まで)。桑原は1986年、東京都出身。2011年に武蔵野美術大学造形学部日本画学科を卒業し、2013年同大学大学院造形研究科日本画コースを修了している。2013年アートスペース羅針盤で初個展、2…

コバヤシ画廊の西成田洋子展「記憶の領域2020 “コルセット”」を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で西成田洋子展「記憶の領域2020 “コルセット”」が開かれている(11月14日まで)。西成田は1953年茨城県生まれ、1987年より東京、水戸、ニューヨークなどでもう30回以上も個展を開いている。作品は大きな奇妙な立体で、古着などを縫い…

TAKU SOMETANIギャラリーのAhmed Mannan個展を見る

東京浅草橋のTAKU SOMETANIギャラリーでAhmed Mannan個展が開かれている(11月22日まで)。Mannanは日本とパキスタンのハーフで現在20歳、東京芸術大学在学中。2019年にギャラリー恵風で初個展、今回が2回目の個展となる。作家の言葉をギャラリーのHPから引…

藍画廊の若宮綾子展を見る

東京銀座の藍画廊で若宮綾子展が開かれている(11月7日まで)。これがとても良かった。若宮は1966年神奈川県横浜生まれ、1989年女子美術大学芸術学部洋画科油絵専攻卒業、1990年同大学芸術学部研究課程を修了している。1993年に藍画廊で初個展、以来毎年の…

無人島プロダクションの加藤翼展を見る

東京墨田区江東橋の無人島プロダクションで加藤翼展「Superstring Secrets」が開かれている(10月31日まで)。加藤は1984年埼玉県生まれ、2007年武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科を卒業し、2010年東京藝術大学 大学院美術研究科絵画専攻油画を修了している…

ガルリH(アッシュ)の小林絵里佳展を見る

東京日本橋小舟町のガルリH(アッシュ)で小林絵里佳展が開かれている(11月7日まで)。小林は1994年東京都生まれ、2017年に武蔵野美術大学造形学部彫刻科を卒業し、2019年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了している。ガルリHでは昨年に続いて2…

ギャラリイKの飯島千恵個展を見る

東京京橋のギャラリイKで飯島千恵個展が開かれている(10月31日まで)。飯島は1993年埼玉県生まれ、東洋大学文学部インド哲学科を卒業している。美術は内海信彦に師事したようだ。2016年画廊香月で初個展、その後ギャラリイKで2回、そして今回がKでの3回目の…

アートトレースギャラリーの「カナタのてざわり」展を見る

東京両国のアートトレースギャラリーで「カナタのてざわり」展が開かれている(11月3日まで)。参加作家は、コヤマイッセー、橋本佐枝子、長谷川美祈、馬見塚喜康の4人。 コヤマは1980年東京墨田区生まれ、2004年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業し…

ギャラリーテムズの杉原民子展を見る

東京小金井市のギャラリーテムズで杉原民子展が開かれている(11月1日まで)。杉原は佐賀県出身、東京オリンピックの年に生まれたという。1998年以来、OギャラリーUP・SやギャラリーTEMS、Shonandai My ギャラリーなど多くのギャラリーでもう20回近く個展を…

ギャラリーN神田社宅の小川愛展を見る

東京神田のギャラリーN神田社宅で小川愛展が開かれている(10月31日まで)。小川は1994年愛知県生まれ、2017年名古屋芸術大学美術学部美術学科洋画コースを修了した。2015年に愛知県で初個展、以来ギャラリーN神田社宅の本店、名古屋のギャラリーNで2回個展…

JINENギャラリーの奥谷葵展を見る

東京日本橋小伝馬町のJINENギャラリーで奥谷葵展が開かれている(11月1日まで)。奥谷は1993年千葉県船橋市生まれ、2017年京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)芸術学部美術工芸学科油画コースを卒業している。2017年JINENギャラリーで初個展、以来いくつか…

ギャラリー58の中村宏展「1/4について」が始まった

DM 東京銀座のギャラリー58で中村宏展「1/4について」が始まった(10月31日まで)。中村は1932年静岡県浜松市生まれ、日本大学芸術学部美術学科に学ぶ。今年88歳になる。初めルポルタージュ絵画という社会的な絵画を描く。弱冠23歳で絵画史に残る砂川闘争を…

コバヤシ画廊の村山隆治展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で村山隆治展が開かれている(10月17日まで)。村山は1954年茨城県生まれ、1980年に東京芸術大学大学院美術研究科を修了している。その後、ギャラリー山口やギャラリー手、ギャラリー21+葉などで個展を繰り返した後、2007年からは毎…

トキ・アートスペースの関根哲男展を見る

東京神宮前のトキ・アートスペースで関根哲男展が開かれている(10月18日まで)。関根は1942年満州生まれ、1965年に多摩美術大学油画科を卒業している。1977年にときわ画廊で初個展、以来田村画廊で10回、ギャラリーQで17回、そのほか新潟などで94回の個展を…

ヒデハル・フカサク・ギャラリー六本木の吉田絢乃展を見る

東京六本木のヒデハル・フカサク・ギャラリー六本木で吉田絢乃展が開かれている(10月17日まで)。吉田は1987年東京生まれ。2011年多摩美術大学造形表現学部造形学科を卒業し、2013年同大学大学院修士課程油画領域を修了している。大学在学中からグループ展…

ギャラリーQの井上修策展を見る

東京銀座のギャラリーQで井上修策展「密」が開かれている(10月17日まで)。井上は1984年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業している。長年ギャラリー現で個展を開いていたが、一昨年からギャラリーQで開催している。 今までインスタレーションが多かっ…

TAKU SOMETANIギャラリーの舩戸彩子個展「茂みの中の雑誌について」を見る

DM葉書 東京浅草橋のTAKU SOMETANIギャラリーで舩戸彩子個展「茂みの中の雑誌について」が開かれている(10月25日まで)。舩戸は1990年愛知県生まれ、2018年に京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)を修了している。 2019年に名古屋と岐阜で初個…

Bギャラリーの笹井祐子ドローイング展を見る

東京池袋のBギャラリーで笹井祐子ドローイング展「風の色・水のかたち」が開かれている(10月18日まで)。笹井は1992年日大芸術学部研究所版画コースを修了している。最初の個展は1989年にJCBギャラリーで、次いで1991年ギャラリー21+葉で行っている。2010…

ギャラリー絵夢の小堀令子展を見る

東京新宿のギャラリー絵夢で小堀令子展が開かれている(10月14日まで)。小堀は東京生まれ、1970年武蔵野美術大学を卒業している。祖父は著名な日本画家小堀鞆音で、鞆音は安田靫彦の師だった。令子は現在立軌会会員で、個展は御茶の水画廊、ギャラリーブロ…

銀座K’sギャラリーの三橋賢一郎展を見る

東京銀座の銀座K’sギャラリーで三橋賢一郎展が開かれている(10月10日まで)。三橋は1983年東京都出身、2006年阿佐ヶ谷美術専門学校を卒業している。個展、グループ展は多数行っている。 画廊の正面突き当りに3点組の作品が展示されている。この3点は合わせ…

ギャラリーゴトウの森本秀樹展を見る

東京銀座のギャラリーゴトウで森本秀樹展が開かれている(10月13日まで)。森本は1951年、愛媛県宇和島出身。ギャラリー汲美をはじめ、ギャラリーゴトウ、小田急デパートなど数多くの個展を行っている。 森本は多く風景を描いている。滝のある風景だったり蜜…

ギャラリーTOWEDの「スピードLag」を見る

東京墨田区京島のギャラリーTOWEDで「スピードLag」が開かれている(10月24日まで)。参加作家は、川邊真生、田中昌樹、高橋稜、藤山恵太の4人。 川邊は1992年 青森県生まれ、2016年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 首席卒業、2018年 同大学大学院美…

S+artsのさとう陽子展「愛でる」を見る

DMはがき 東京六本木のS+artsでさとう陽子展「愛でる」が開かれている(10月11日まで)。さとうは1958年東京生まれ。1981年に日本大学芸術学部美術学科を卒業している。1986年から毎年様々なギャラリーで個展を開いて活発に活動している。 ギャラリーのホー…