漫画

萩尾望都『一度きりの大泉の話』を読む

萩尾望都『一度きりの大泉の話』(河出書房新社)を読む。萩尾は福岡の高校時代から漫画家を目指し、雑誌に投稿していた。やがて高校の友人で手塚治虫のアシスタントになっていた原田千代子から、大泉に住んでいる手塚ファンだという増山法恵を紹介される。…

西原理恵子をちょっと読み直す

西原理恵子の「上京ものがたり」(小学館)のあるエピソードを見たくてパラパラめくっていたが、結局また始めから読み直してしまった。西原の人間観察は本当に鋭い。 「私」は四国の田舎から上京し美大に入学するが、学費や生活費を稼ぐために歌舞伎町で水商…

西日本と東日本の違い

毎日新聞に、連載マンガ「毎日かあさん」の連載10年目、400回を超えたのを機会に作者西原理恵子へのインタビューが掲載されている(2011年4月3日)。西原は高知県の出身だ。ここで西原による西日本と東日本の人情の違いが語られている。 −−今年で連載10年…

いしいひさいち「死斗!! SF巨編 地底人 対 最底人」

なんだ これはーっ! 新兵器の未確認匍状前進物体ですが。 こんなもんが戦力になるかっ! キモチ悪いだけやないかっ! と、まあ、このように地底人たちが、相も変わらず 地上の地表人(我々のことである)侵略の計画に憂身を やつしていたそのころ…… ・ その…