動物

島泰三『ヒト、犬に会う』を読む

島泰三『ヒト、犬に会う』(講談社選書メチエ)を読む。副題が「言葉と論理の始原へ」で、タイトルとそぐわない。実は本書は言葉の発生を追求している。ヒトは犬との共生によって言葉を得たという驚くべき仮説を論証するのだ。 全体の20%を占める第1章が「…

丸木スマの猫の絵

丸木位里と丸木俊の絵を展示している埼玉県の「原爆の図・丸木美術館」が「臨時休館・緊急支援ページを開設」した。https://marukigallery.jp/news/news-2686/ 臨時休館中の丸木美術館を支えてください原爆の図丸木美術館は、開館当初から多くの市民の力に支…

高木佐保『知りたい! ネコごころ』を読む

高木佐保『知りたい! ネコごころ』(岩波科学ライブラリー)を読む。高木は同志社大学心理学部を卒業したあと京都大学大学院に入学し、行動文化学を学んでネコの心理を研究することになった。 高木はネコにエピソード記憶があるか実験する。いくつかのエサ…

猫の死

飼っていた猫が死んだ。チビ19歳と半歳(推定)だった。人間でいえば95歳くらいか。2000年9月頃公園で雨に濡れて弱っていた子猫をカミさんが拾ってきた。動物病院に連れて行くと生後2か月くらいで、寄生するノミが多く野良の母猫が生んだものだろうと診断さ…

ジェニファー・アッカーマン『鳥! 驚異の知能』を読む

ジェニファー・アッカーマン『鳥! 驚異の知能』(ブルーバックス)を読む。副題が「道具を作り、心を読み、確率を理解する」というもの。著者はサイエンスライターで、数多くの鳥類学者たちにインタビューして、その結果を本書にまとめている。通常の新書の…

『わたしのノラネコ研究』を読む

山根明弘『わたしのノラネコ研究』(さ・え・ら書房)を読む。先日紹介した『ねこの秘密』(文春新書)の著者が書いたジュニア向けの本だ。「わたしの」となっているのは、先輩伊澤雅子の絵本『ノラネコ研究』に対して山根のという意味だろう。伊澤の本が小…

『ねこの秘密』を読む

山根明弘『ねこの秘密』(文春新書)を読む。著者は北九州市自然史・歴史博物館の学芸員で、学生時代からノラネコの研究を続けてきた。動物学者が書いた猫の生態に関する(というと難しそうだが実は)易しい猫の入門書だ。猫好きならとても参考になって楽し…