風俗

ギャラリーZaroffの佐藤宏三個展「誘惑」を見る

東京初台のギャラリーZaroffで佐藤宏三個展「誘惑」が開かれている(9月12日まで)。ここに掲げたDM葉書は極めておとなしい絵柄で、ほとんどは緊縛された女性を描いている。SMの世界を描いた個展だ。佐藤さんは私とfacebook友だちの日本画家で、以前も吉祥…

高橋源一郎『誰にも相談できません』を読む

高橋源一郎『誰にも相談できません』(毎日新聞出版)を読む。毎日新聞におよそ5年間にわたって掲載された「人生相談」から100本を選んだもの。主に家庭内の悩み、夫婦や親子、嫁姑、恋人、友人、悩みは様々だ。『アンナ・カレーニナ』の有名な言葉「幸福な…

どどめ色という不思議な色

朝日新聞の校閲センターの佐藤司が「ことばサプリ」というコラムに「どどめ色」を取り上げていた(6月20日、朝日新聞)。校閲センターといえば言葉の専門家、半端な部署ではない。ただ、このことについては書きづらく2か月近く取り上げるのを躊躇してきた。 …

角川春樹と林真理子の対談が面白い

『AERA dot』で角川春樹と林真理子が対談しているが、春樹の発言がぶっ飛んでいて面白い。 角川:……ただ、コロナに関しては、話すと長いから結論だけ言うと、前に林君も行った明日香宮(北軽井沢)で、毎月、1回目、2回目、3回目と3回神事をやって、5月7日に…

はみだしYouとPia

「はみだしYouとPia」というツイッターを書いている人がいる。昔発行されていた『Weeklyぴあ』にその名前のコラムがあった。その中から面白いと思ったものを選んで載せているらしい。私もそこに投書していたことがあるので見てみた。この雑誌は創刊半年後か…

墨田区の廃屋

墨田区の一角に廃屋がある。片側1車線の道路に面した駐車場の扉が半ば開いていて庭が見える。いまはほとんど木が茂っているが以前は車庫だったのだろう。 Google mapで空から見ると、中央の空き地の北(上)がその廃屋だ。間口10m、奥行20mの200平米、およ…

浅田次郎のお母さんのエピソード

朝日新聞に連載コラム「かあさんのせなか」があって、今日は浅田次郎だった。「タフで恋多き永遠の神秘」となっている。記者の聞き書きのようだ。 浅田次郎のお母さんは美しい人だったという。浅田の小説が映画化されて女優さんと会う機会があったが、おふく…

旅行する時のコツ

古い資料を整理していたら、25年前の新聞の切り抜きが出てきた。以前も一度紹介したことがあったが、もう少し詳しく紹介したい。(宮崎章夫「旅の師匠」朝日新聞1995年6月6日夕刊)。 宮沢は自分には「旅の師匠」がいると書く。あるテレビ局に勤めていたF氏…

マスクを外すとなぜがっかりするのか?

昨日のブログに美醜は眼ではなく口の形で決まると書いた。それに対して友人が「説得力ある文章でうなづきそうになった。でも私の場合、マスクを外すとがっかりすることが多いのは何故?」とコメントしてくれた。 私も同じ経験をしている。有名なYou Tuberの…

マスクで覆った顔は・・・

コロナ禍のためマスクの着用が推奨されている。ほとんどの人がマスクを付けていて、さすがに知人では誰か分からないと言うことはない。しかし、あまり知らない人やテレビでたまに見る人も誰か分からないことが多い。 面白かったのは、美人の知人がマスクをし…

詐欺師に会った

たとうを求めて新宿の世界堂へ行ったが、注文して2週間かかると言われた。お茶の水の文房道へ行ったら3日間でできるという。それを注文してお茶の水駅まで戻った。暑い中坂道を登って行ったが、半分口を開けてぼうっとした顔をしていたのだろう。見知らぬ男…

「お尻にさわる」

先だって若い女性画家がFacebookに書いていた。 先生「〇〇さんっていう絵描き知ってる?(普通の絵に関してのお話の中で)」私「知ってます! 母のお尻を触った人です!(*・∀・*)」先生「あの人は誰でも触るの!」私「知ってます!(*・∀・*)」二世絵描きは…

田房永子『他人のセックスを見ながら考えた』を読む

田房永子『他人のセックスを見ながら考えた』(ちくま文庫)を読む。過激なタイトルだが、ちくま文庫から出されたのだからそんなに下品ではない。もっとも最近会田誠の講義を聴講して精神的苦痛を受けたと大学を告訴した女性もいたから油断はできないが(誰…

シベリアのトイレ

朝日新聞の投書欄に「忘れられないトイレ」という投稿が載った(2019年2月18日付)。静岡県の岩崎弥之助という95歳の人だ。 45年前、旧満州から西シベリア(現ロシア)のバルナウルという街に送られ、貨車の修理工場の雑役をさせられた。犠牲者の多かった伐…

「バイトテロ」について

この頃アルバイトの若者がふざけた動画をSNSに投稿して炎上しちょっとした社会問題になっている。それをバイトテロなどとマスコミが名づけているが、ちょっとお粗末で本当のテロリストに申し訳ない。 なぜこんなことが流行っているのだろうか。私はYou Tube…

すゞしろ日記

東京大学出版会のPR誌『UP』9月号の山口晃の連載漫画「すゞしろ日記」はダジャレで始まる。 1コマ目 四の玉湧く/やや/ぷかっ 2コマ目 もとい、子曰く、 3コマ目 三十而立、四十而不惑と続く論語の例のくだり そろそろ天命を知るのか……天命って何だ……? …

DVの歴史

DV(家庭内暴力)について、朝日新聞の「サザエさんを探して」のコラムに過去の事例が紹介されている(2018年8月4日)。それは驚くべきものだ。1969年に朝日新聞に掲載された「サザエさん」ではバス停で夫が妻を殴っている。妻が姑に口答えしたことを夫が咎…

東京大学出版会のT嬢のこと

東京大学出版会のPR誌『UP』に人気エッセイ「注文の多い雑文」が不定期で掲載されている。筆者は東京大学の宇宙物理学者で宇宙論・太陽系外惑星が専門の須藤靖教授。2018年の6月号が「その42」とあるから、もう10年前後連載が続いているのだろう。題名の「注…

姫乃たま『職業としての地下アイドル』を読む

姫乃たま『職業としての地下アイドル』(朝日新書)を読む。帯に宮台真司が推薦文を寄せている。 現役地下アイドルが幾多の数値データを、自分の実存を賭けて解釈していく本書は、狭義の「地下アイドル本」をはるかに超えて、芸能の歴史と本質への再考を迫る…

安田理央『巨乳の誕生』を読む

安田理央『巨乳の誕生』(太田出版)を読む。副題が「大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか」というもので、巨乳という概念がいつ生まれ、どのように受容されてきたかを、雑誌のグラビアやアダルトビデオを素材に分析している。その名前も、ボイン、デカパ…

森洋子『ブリューゲルの世界』を見ている

森洋子『ブリューゲルの世界』(新潮社とんぼの本)を見ている。「野外での農民の婚礼の踊り」という絵がある。キャプションは「目を見張らされるのは農婦たちの多種多様な「頭巾。当時、女性はみな頭巾をかぶっており、巻き方にも各自の工夫があった。……」 …

鷲田清一のパンチラ論

鷲田清一は元大阪大学の学長で、現象学が専門の哲学者だ。パンチラ論なんていう下品な論文など書くはずがない。しかし「文化装置としてのファッション」という小冊子があるし、最先端の流行の洋服も着こなしていた。ファッションに深い関心を持っていのは事…

上野千鶴子『また 身の下相談にお答えします』を読む

上野千鶴子『また 身の下相談にお答えします』(朝日文庫)を読む。題名にあるとおり、前著『身の下相談にお答えします』(朝日文庫)の続編になる。上野は朝日新聞の土曜日beに毎週掲載される「悩みのるつぼ」という一種の人生相談の回答者を務めていて、ほ…

木下直之『股間若衆』を読む

木下直之『股間若衆』(新潮社)を読む。副題が「男の裸は芸術か」というもの。2010年と2011年に『芸術新潮』に掲載された。街中に設置されている男性ヌード彫刻の股間の表現に注目したことから木下の調査研究が始まる。これは東京赤羽駅前に立っている川崎…

10歳でキャバレーで働いていた女性!

若い頃、渋谷のキャバレー「エンパイア」で働いていたことがあったと以前ここに書いたら、当時働いていた人や客だったという人がコメントを書いてくれた。 その中に驚くべき体験を書いてくれた女性がいた。そのカオリンさんのコメントを紹介する。 カオリン …

上野千鶴子が教える異性をキープする方法

「悩みのるつぼ」で40代女性が離婚して恋をしたいと相談している(朝日新聞、2017年4月8日)。 相談者 女性 40代 48歳女性、現在、離婚に向けて夫と別居しています。 詳細は省きますが、理由はお互いの浮気とか借金問題ではありません。 今、一番私が困って…

帽子に関するエチケット

日本では帽子を被る習慣を無くして久しい。私は義父の真似で帽子を被るようになったが(ハゲを隠すためでもある)、そのエチケットまでは真似する機会がなかった。レストランでは帽子を取る、これは分かる。喫茶店ではどうしたら良いのか? 先日、学習院大学…

『冲方丁のこち留』を読む

冲方丁『冲方丁のこち留』(集英社インターナショナル)を読む。副題が「こちら渋谷警察署留置場」というもの。2015年8月、冲方がファンとの交流のイベントを催した直後の打ち上げ会場に突然警察がやってきて、渋谷警察署までの同行を求め、警察では逮捕状を…

小泉武夫『絶倫食』を読む

小泉武夫『絶倫食』(新潮文庫)を読む。2007年から2010年にかけて雑誌に発表したもの。初め『月刊プレイボーイ』に連載し、同誌が休刊になったので、後半は新潮社のPR誌『波』に連載した。私は『波』を購読しているので、途中から突然この連載が始まって少…

『図説 吉原事典』を読む

永井義男『図説 吉原事典』(朝日文庫)を読む。知人(女性)があなた、こういうの好きでしょうとくれたもの。いささか誤解されているフシがあるが、とくにこの世界が好きなわけではない。でもせっかくもらったから、某所に置いて毎日少しずつ読んでいた。意…