自然

相見満『分類と分類学』を読む

相見満『分類と分類学』(東海大学出版会)を読む。分類について、人がどのように生物を分類してきたかをていねいに紹介している。リンネが分類を体系化しラテン語を用いた種の2名式命名法を確立した。界、目、属、種という階級を設けて階層的な分類法を確立…

春の花を探す

NHKの天気予報の時間に代々木公園でフクジュソウが咲いている映像が紹介された。それで私も探しに行った。近所の公園ではフクジュソウはまだ蕾だった。それではとフキノトウを探すと小さな蕾が出始めていた。公園だから採るわけにはいかない。 ↑こちらがフク…

インドネシアでの津波被害

インドネシアジャワ島で大きな津波の被害があった。今日の発表で200人以上が亡くなっている。津波の原因は地震ではなく火山の噴火によるものだという。スンダ海峡にあるアナウクラカタウ島の火山が噴火した。クラカタウと聞いて『生物の消えた島』(福音館書…

からももとヤマモモ

『古今和歌集』の「物名」に、ふかくさの和歌が載っている。ふかくさは清原深養父で、覚醒剤番長の先祖に当たる(らしい)。 からもゝの花 あふからもものはなほこそ悲しけれ 別れんことをかねて思へば 「物名−モノノナ」は題の語を歌の中に隠して詠んだもの…

不思議なボケの実

不思議なボケの実を見た。ボケは普通下の写真のようにリンゴに似たピンポン玉くらいの実を短果枝に一つ着ける。ところが今回見たボケは枝の先端に数個かそれ以上の小さな実がが固まって着いている。こんなボケの生り方は初めて見た。 ↑普通のボケの実 狂い咲…

クチナシのアザミウマ

クチナシの白い花が満開で官能的な匂いが漂っている。そのクチナシの花に息を吹きかけると、花の芯から黒っぽい小さな虫がわらわらと這い出してくる。炭酸ガスに反応しているのだろうけれど、まさか口臭に反応しているんじゃないかとちょっとだけ傷ついたり…

シロアリのスウォーム撮影に失敗する

昨日4月27日、東京銀座へヤマトシロアリのスウォーム(結婚飛行)を撮りに行く。ヤマトシロアリは東京都心では例年5月の連休前後にスウォームを行っている。時間は午前10時ころから1時間弱。1年間に1度だけ、正確な発生日時は分からない。ただ前日に雨…

唐沢孝一『目からウロコの自然観察』を読む

唐沢孝一『目からウロコの自然観察』(中公新書)を読む。これがとても良かった。全体を春、初夏、夏、秋、冬と5つの季節ごとに45のテーマを立てて、テーマごとに数ページずつあてて自然観察のポイントを手際よく紹介している。すべてカラーページで、小さ…

春の彼岸の花

春の彼岸が昨日終わった。だから正確には春の彼岸の翌日の花。 ユキワリソウ(雪割草) シュンラン(春蘭) ユキワリイチゲ ベニシダレ(紅枝垂れ) ハナモモ(花桃) ハナニラ(花韮) ハラン(葉欄) ユスラウメ(山桜桃梅) トサミズキ(土佐水木) クリ…

スミレ開花

バレンタインの日にベランダのスミレが開花した。19日にはずいぶんたくさん花を開いた。 いま住んでいるベランダは南向きなのでスミレが開花する。むかし住んでいた公団住宅は西向きだったのでスミレはまったく花開かなかった。つぼみはたくさんできるが、す…

紅白図屏風と梅の木

田舎へ行って墓の掃除をしてきた。墓の隣がずいぶん前に収穫放棄された梅林だ。私の田舎は竜狭小梅という小粒の梅の品種が中心で、梅干しではなく梅漬けにされている。この梅林もその小梅なのだが、種の先端が尖っている。それが嫌われて現在は市場価値がな…

ツタの葉の形の違い

ここに2鉢のツタの小品盆栽がある。どちらも実生から育てたもので、鉢に上げて10年以上になる。同じ種類のツタだが葉の形が違っている。 左は小さな葉が3枚でひとつの葉を作っている。これは3出複葉といわれるものだろう。 右は1枚の葉になっている。掌状裂…

向島百花園の春の花を見る

昨日、東京墨田区の向島百花園へ春の花を見に行った。2か月ぶりの百花園は花がすっかり代わっていた。 ボタン:柵の向こうに咲いていて近づけないのが残念 ムラサキサギゴケ ムラサキツユクサ:飯能に住む友人の好きな花 ハナズオウ:枝から直接花が咲いてい…

ベランダの花

ベランダの鉢植えに花が咲いている。 シロバナタンポポ:意外と東京を含む関東の在来種。この花は10年以上前に墨田区の某百花園から種を採種してきたもの。いまでは近所の植え込みにも小さな群落ができている。うちのベランダから飛んで行った綿毛が芽生えた…

早春の花

ベランダのスミレも花開き、近くの旧中川の南向きの土手にも早春の花が咲き始めていた。 スミレ タンポポ ナズナ ヨモギは花ではないが草餅の摘み草にちょうど良い ホトケノザ オオイヌノフグリ 犬 ふ ぐ り ど ん な 小 さ な 虫 を 待 つ 渚男

早春の花が咲いている

昨日近所の小さな植物園に行った。福寿草が咲き始めていた。 フキノトウも芽を出している。 ユキワリイチゲが数輪咲いていた。・ 今日東銀座の公園でカワヅザクラが咲き始めていた。

シモバシラという植物がある

今朝の朝日新聞「天声人語」にシモバシラという植物が取り上げられていた。 ……シモバシラという名の植物があることを最近知った。真冬になると茎のまわりに氷が花のように咲く。つい先日の氷点下の朝、東京都町田市の薬師池公園を訪れ、実物を初めて見た。枯…

丸木スマの「メシ」

友人宅を半年ぶりに訪ねると驚いたことにたくさんの猫がいた。友人がエサをやると皿を囲んで争って食べた。その様子が丸木スマの絵「めし」を思い出させた。 丸木スマは「原爆の図」で有名な丸木位里の母親。位里の奥さん俊が勧めて70歳のときに絵を描き始め…

サンゴジュのクロトンアザミウマ

先日芝居を見るために立教大学へ行った。立教大学へ足を踏み入れるのは初めてだった。昔親友がこの大学の文学部へ入学したが、校風があわないと言って半年ばかりで退学した。彼は翌年早稲田大学に入学した。 初めて行った大学だったし、広い構内で芝居が行わ…

ボケの実がなっている

久しぶりにボケの実がなっているのを見つけた。あちこち探して歩いたら3カ所で10個あまりを見つけた。このまま子どもたちが悪戯して採ってしまわなれば、何年ぶりかでボケ酒が作れそうだ。ボケ酒は果実酒の王様と言われている。あと1カ月ほど採られないよ…

シロアリのスウォームを撮りに行く

今日5月5日、東京銀座へヤマトシロアリのスウォーム(結婚飛行)を撮りに行く。ヤマトシロアリは東京都心では例年5月の連休前後にスウォームを行っている。時間は午前10時ころから1時間弱。1年間に1度だけ、正確な発生日時は分からない。ただ前日に雨…

『老人と猫』を読む

ニルス・ウッデンベリ『老人と猫』 (エクスナレッジ)を読む。著者はスウェーデンの心理学者で大学でも教えている。70歳を超えて妻と二人暮らし。10月末にアフリカ旅行から帰ってしばらくすると、見知らぬ猫が物置小屋に住みついているのに気がついた。この…

スミレの名前が分からない

ベランダのプランターに見慣れないスミレが咲いている。このスミレの名前は何だろう。どこから来たのだろう。いわゆるスミレViola mandshuricaに似ているようにも思うが、少々違うような気がする。なぜベランダのプランターに生えているのだろう。去年も咲い…

『菌世界紀行』を読む

星野保『菌世界紀行』(岩波科学ライブラリー)を読む。副題が「誰も知らないきのこを追って」といい、植物の病原菌である雪腐病の菌を世界各地に探して歩いた紀行文。雪腐病菌は他の菌類が活動できない低温の環境でも活動でき、積雪下で植物に寄生して枯ら…

初めて見たハランの花

いつもの小さな植物園へ行くと、管理の小母さんが、ハランの花が咲いてるの知ってました? と訊く。いいえと答えると案内してくれた。ハランと聞きながらキミガヨランのことを考えていた。近づくとやはりキミガヨランの花はまだだった。しかし小母さんはその…

春の彼岸頃の花

近所で撮った春の花々・・・ ベランダの鉢植えのスミレ。アザレアの鉢植えにこぼれ種から生えたもの。 ベランダの鉢植えのシロバナタンポポ ローズマリー。花の後は沢山の種を付け、これまたこぼれ種から実生の若い苗が何本も生えている。これ、どうしようか…

『ダーウィンの覗き穴』を読む

メノ・スヒルトハウゼン/田沢恭子 訳『ダーウィンの覗き穴』(早川書房)を読む。副題が「性的器官はいかに進化したか」、読売新聞に柴田文隆による書評が掲載されていた(2016年2月28日)。 生殖器に小さなスプーンが付いていて、先客の精子を掻き出してし…

シロバナタンポポ開花

ベランダの鉢植えのシロバナタンポポが開花した。都内でも路地でまれに見ることができる。初めて見たのは皇居脇の平川橋脇の公園だったか。その次が東京国立博物館の庭だった。荒川の土手には群落があるらしい。初めて見たときは花の中心が黄色いので普通の…

福寿草と蕗のとう

先の日曜日14日、一向にチョコレートの気配もないので近所の小さな植物園へ行った。福寿草が咲きほこっていた。午前に雨が降ったけど、午後こんなに晴れたから一斉に開いたのよと管理の小母さんが教えてくれた。 子供の頃、福寿草の芽が出たのを見つけると嬉…

山根明弘『ねこはすごい』を読む

山根明弘『ねこはすごい』(朝日新書)を読む。山根は以前ここでも紹介した『ねこの秘密』(文春新書)の著者。北九州市博物館に勤める動物学者で、動物生態学や集団遺伝学の専門家。だから数ある猫本の中でも記述が深い。 全体が5章からなっていて、「ねこ…