シロアリのスウォーム撮影に失敗する

 昨日4月27日、東京銀座へヤマトシロアリのスウォーム(結婚飛行)を撮りに行く。ヤマトシロアリは東京都心では例年5月の連休前後にスウォームを行っている。時間は午前10時ころから1時間弱。1年間に1度だけ、正確な発生日時は分からない。ただ前日に雨が降った翌日で晴れてただし風がない日に限る。雨が降った翌日は地面が柔らかくなり、つがいを作ったシロアリが地面に潜りやすくなるためではないか。風のない日というのは、シロアリは飛翔力に劣り、飛ばされてしまう恐れがあるからだろう。おそらく植物の開花などと同じで積算温度が発生を規定しているのではないか。
 現場へ着いてまず毎年確認する水鉢を見る。お店が鉢植えに水やりをするために水を溜めている水盤がある。もし前日までにスウォームが起きていれば、その水盤の水面にシロアリの羽蟻の死骸が浮いていることが多い。そしてシロアリの羽蟻が浮いていた。残念昨日までにもうスウォームは終わっていた。今年も撮影に失敗してしまった。


 今年は桜の開花が早く、季節の巡りが早いようで通常連休ころに行われるヤマトシロアリのスウォームがそろそろだろうなと思って行ったが甘かった。終わっていた。スウォームは年に1回だけなのでまた来年まで待たなければならない。過去撮影に成功した写真を下に示す。