教育
村上靖彦『客観性の落とし穴』(ちくまプリマ―ブックス)を読む。 大学の授業で学生から「先生の言っていることに客観的な妥当性はあるのか」と質問されることがあるという。村上は、「客観性」「数値的なエビデンス」は、現代の社会では真理とみなされてい…
篠原信さんのツイートが子供の学習に本当に役立ちそう。 今の子どもは人工知能より読解力がない、と警鐘鳴らされてるけど、もう少し丁寧に考える必要がある。 私が塾を主宰していた時でも、公立中学で偏差値55以下だと「音読み」の熟語に反応できていなかっ…
先に紹介した安藤陽子展のパンフレットに面白いインタビューが載っていた。安藤陽子はすばらしい日本画を発表している若手の画家だ。 ・ユニークな日本画家 安藤陽子展(2010年9月26日) ーー小さい時から絵が好きだったのですか。 安藤:価値観とか、好き…
渡部泰明「和歌とは何か」(岩波新書)には、「古今伝授」についての1章が設けられている。古今伝授とは、「簡単にいってしまえば、それは師匠から弟子へと1対1で行われる、『古今集』ほか重要古典の教育プログラムである」。それに関連して、著者が中学…