教育

阿部朋美・伊藤和行『ギフテッドの光と影』を読む

阿部朋美・伊藤和行『ギフテッドの光と影』(朝日新聞出版)を読む。副題が「知能が高すぎて生きづらい人たち」というもの。著者たちは朝日新聞の記者で、本書は朝日新聞デジタルに連載したもの。 ギフテッドについては以前、角谷詩織『ギフテッドの子どもた…

角谷詩織『ギフテッドの子どもたち』を読む

角谷詩織『ギフテッドの子どもたち』(集英社新書)を読む。ギフテッドとは普通天才児を指すと思われている。それに対して角谷詩織は、ギフテッド児は並外れた才能はあるけれど天才とは限らないという。むしろ90%は天才ではないと。(天才はギフテッドだが…

村上靖彦『客観性の落とし穴』を読む

村上靖彦『客観性の落とし穴』(ちくまプリマ―ブックス)を読む。 大学の授業で学生から「先生の言っていることに客観的な妥当性はあるのか」と質問されることがあるという。村上は、「客観性」「数値的なエビデンス」は、現代の社会では真理とみなされてい…

篠原信さんの子どもの学習に関するツイート

篠原信さんのツイートが子供の学習に本当に役立ちそう。 今の子どもは人工知能より読解力がない、と警鐘鳴らされてるけど、もう少し丁寧に考える必要がある。 私が塾を主宰していた時でも、公立中学で偏差値55以下だと「音読み」の熟語に反応できていなかっ…

教育に関するヒント

先に紹介した安藤陽子展のパンフレットに面白いインタビューが載っていた。安藤陽子はすばらしい日本画を発表している若手の画家だ。 ・ユニークな日本画家 安藤陽子展(2010年9月26日) ーー小さい時から絵が好きだったのですか。 安藤:価値観とか、好き…

「和歌とは何か」で紹介された教育法

渡部泰明「和歌とは何か」(岩波新書)には、「古今伝授」についての1章が設けられている。古今伝授とは、「簡単にいってしまえば、それは師匠から弟子へと1対1で行われる、『古今集』ほか重要古典の教育プログラムである」。それに関連して、著者が中学…