2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤギのミルクを飲む

毎日新聞のコラム「今週の本棚・なつかしい一冊」に柚木麻子・選 『ハイジ』=J・シュピーリ作、矢川澄子・訳(福音館書店)が取り上げられている(11月14日付け)。 大人になって一番良かったことは、小さな頃、活字で読んで「これはなんだろう?」と不思…

南天子画廊の岡崎乾二郎展「TOPICA PICTUSきょうばし」を見る

東京京橋の南天子画廊で岡崎乾二郎展「TOPICA PICTUSきょうばし」が開かれている(12月12日まで)。岡崎は1955年東京生まれ、昨年から今年にかけて豊田市美術館で大規模な回顧展が開かれた。 夏に天王洲アイルのTakuro Someya Contemporary Artで個展が開か…

アートコンプレックスセンターの谷口ナツコ展「得体」

東京新宿のアートコンプレックスセンターで谷口ナツコ展「得体」が開かれている(11月29日まで)。私は外出を控えているので見に行くことができないが、過去の展示歴から見れば優れた展示であるのは間違いないだろう。 谷口は1968年北海道生まれ。今までギャ…

渡辺えりの人生相談

毎日新聞の「人生相談」で65歳の男性の相談に渡辺えりが答えている(11月21日)。 妻がいるのですが、この年になっても女性にもてたいと思う気持ちが抑えられません。真面目な顔をしていても、街ゆく女性を見ていやらしい妄想をしてしまいます。これからの人…

河野裕子『歌集 蝉声』を読む

河野裕子『歌集 蝉声』(青磁社)を読む。河野は2010年8月12日、乳がんのため64歳で亡くなった。本書は夫の歌人永田和宏とやはり歌人の息子と娘の永田淳、永田紅の3人が没後編集して出版したもの。第1部が雑誌に2009年4月に発表したものから、2010年8月号に…

ブログしばらく休み

しばらく(1週間くらい)ブログの更新を休みます。

ギャラリーなつかの桑原理早展を見る

東京京橋のギャラリーなつかで桑原理早展が開かれている(11月14日まで)。桑原は1986年、東京都出身。2011年に武蔵野美術大学造形学部日本画学科を卒業し、2013年同大学大学院造形研究科日本画コースを修了している。2013年アートスペース羅針盤で初個展、2…

コバヤシ画廊の西成田洋子展「記憶の領域2020 “コルセット”」を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で西成田洋子展「記憶の領域2020 “コルセット”」が開かれている(11月14日まで)。西成田は1953年茨城県生まれ、1987年より東京、水戸、ニューヨークなどでもう30回以上も個展を開いている。作品は大きな奇妙な立体で、古着などを縫い…

盆栽の作り方

ベランダにスミレの繁茂したプランターがある。その向こうにローズマリーを植えた鉢が並んでいる。スミレのプランターの一角に小さな植物が生えている。よく見ればこれはローズマリーの幼植物だ。種がこぼれて実生で育ったのだろう。小さく見えるが発芽後3年…

高橋三千綱『作家がガンになって試みたこと』を再録する、その他

2年前に本書をブログに紹介した。ここにそれを再録する。 ・ 高橋三千綱『作家がガンになって試みたこと』(岩波書店)を読む。高橋が岩波書店のPR誌『図書』に2017年4月号から1年間連載したもの。途中から連載を読み始め、単行本になって通して読んだ。現在…

TAKU SOMETANIギャラリーのAhmed Mannan個展を見る

東京浅草橋のTAKU SOMETANIギャラリーでAhmed Mannan個展が開かれている(11月22日まで)。Mannanは日本とパキスタンのハーフで現在20歳、東京芸術大学在学中。2019年にギャラリー恵風で初個展、今回が2回目の個展となる。作家の言葉をギャラリーのHPから引…

河野裕子の最後の歌

朝日新聞のコラム「うたをよむ」に河野裕子の最後の歌が紹介されていた(11月1日付け)。江戸雪が「時空を超える孤独」で書いている。 耳底にゆふべの水のひかるごと明日は死ぬべき蝉を聴きしか 『ひるがほ』 暗がりを蜀もてひとり歩むがに身をかがめ聞くひ…

藍画廊の若宮綾子展を見る

東京銀座の藍画廊で若宮綾子展が開かれている(11月7日まで)。これがとても良かった。若宮は1966年神奈川県横浜生まれ、1989年女子美術大学芸術学部洋画科油絵専攻卒業、1990年同大学芸術学部研究課程を修了している。1993年に藍画廊で初個展、以来毎年の…

うつゆみこアトリエのうつゆみこ写真展を見る

東京都荒川区のうつゆみこアトリエで、うつゆみこ写真展「ネタ帖 花蓮 瑠美衣さん」が開かれている。不思議なタイトルだが、「ネタ帖」というのは、高校生の頃から書き込んでいるネタ帖のことで100冊ほどあるという。ただ、今回私は見なかった。 「花蓮」と…