写真

熊切圭介写真集『東京ワンダー 揺らぐ街』を見る

熊切圭介写真集『東京ワンダー 揺らぐ街』(クレヴィス)を見る。熊切は1934年生まれ、2015年から日本写真家協会の会長を務めているというから大御所だ。 東京の街のスナップを集めている。熊切があとがきに書いている。 かなり長く写真をやっているが、こう…

マキイマサルファインアーツの江本典隆写真展『#らぶりつください』を見る

東京浅草橋のマキイマサルファインアーツで江本典隆写真展『#らぶりつください』が開かれている(5月26日まで)。江本は1978年静岡生まれ、2003年に早稲田大学教育学部を卒業している。2010年写真家・元田敬三氏のもとで写真を学び、写真活動を始めるとある…

古い写真の撮影日は?

10年前近くだったか、娘に促されて古い写真のネガをほとんど処分した。35年分くらいあったはずで大きな段ボール箱一杯あった。ネガを切り刻んで処分したが、それなりに手間がかかった。 それより以前にほんのわずかだがネガからデジタル化したものがあった。…

ちひろ美術館・東京の長島有里枝展を見る

東京練馬区のちひろ美術館・東京でいわさきちひろ生誕100年「Life展−作家で、母で つくる そだてる 長島有里枝」が開かれている(1月31日まで)。いわさきちひろと長島の二人展だ。この美術館はいわさきちひろの住居であったところを美術館にしている。小さ…

東京都写真美術館の「愛について」と「写真新世紀」を見る

東京写真美術館で「愛について――アジアン・コンテンポラリー」と「写真新世紀」を開催している(どちらも11月25日まで)。 まず「愛について」、ちらしに書かれていることを写す。 発展と変容の著しいアジア。現代写真・美術の世界においても、アジアに向け…

ラット・ホール・ギャラリーの荒木経惟展「KATA-ME」を見る

東京表参道のラット・ホール・ギャラリーで荒木経惟展「KATA-ME」が開かれている(12月16日まで)。最新の荒木経惟新刊写真集『片目』の発行に合わせて開催されている。その写真集について、ギャラリーのHPから、 ラットホールギャラリーで開催の展覧会に合…

銀座ニコンサロンで小柴一良写真展「小鳥はもう鳴かない」を見る

東京銀座の銀座ニコンサロンで小柴一良写真展「小鳥はもう鳴かない」が開かれている(8月28日まで)。小柴は1948年大阪府生まれ、1972年、西川孟写真事務所に撮影助手として入所。その間、土門拳氏の「古寺巡礼1大和編」「女人高野室生寺」の撮影助手を務め…

マッケローニの写真展

先日東京四谷三丁目の画廊TS4312を訪うと、画廊主が映画『スティルライフオブメモリーズ』のちらしを渡してくれた。なんで? そのちらしから、 フランスの画家、アンリ・マッケローニの写真集より、一つとして同じものがない女性の肉体の豊かな表情と神々し…

東京都写真美術館の杉浦邦惠展を見る

東京都写真美術館で杉浦邦惠「美しい実験/ニューヨークとの50年」が開かれている(9月24日まで)。杉浦は1942年名古屋市生まれ、お茶の水女子大学物理学科を中退したのち渡米してシカゴ・アート・インスティテュートで写真と出会う。留学当初、写真を専攻す…

銀座ニコンサロンの小林マコト写真展「東京鋭角地」を見る

東京銀座の銀座ニコンサロンで小林マコト写真展「東京鋭角地」が開かれている(5月1日まで)。小林は1953年長野県松本市生まれ、1979年に北海道大学大学院を修了している。Workshopや夜の写真学校などで写真を学び、2017年にPlaceMで個展「鋭角地」を行って…

西武渋谷店のヨシダ ナギ展を見る

東京西武渋谷店A館7階特設会場でヨシダ ナギ展が開かれている(5月13日まで)。ヨシダは1986年生まれ、独学で写真を学び、2009年から単身アフリカへ渡り、少数民族をテーマに写真を撮り、写真集を出版している。今回もパプア・ニューギニアのオモマサライ族…

浅井秀美『東京・ある日ある時』『東京・愛犬日和』を見る

浅井秀美『東京・ある日ある時』『東京・愛犬日和』(本坊書房)を見る(読む)。前者は「昭和から平成へ」、後者は「平成の下町」という副題がついている。浅井は1947年静岡県生まれ、1968年日本写真専門学院(現・日本写真芸術専門学校)を修了後、写真事…

ギャラリーJyの染谷レーコ展「夢――ちょっと変なエロス」を見る

東京外苑前のギャラリーJyで染谷レーコ写真展「夢――ちょっと変なエロス」が開かれている(4月22日まで)。染谷は1980 年、埼玉県生まれ。今回がこのギャラリー ジーで15回めの個展になる。染谷は以前はレーコでなく玲子と表記していた。私も何度か紹介してい…

Basement GINZAの市川孝典×鬼海弘雄展を見る

東京銀座のBasement GINZAで市川孝典×鬼海弘雄展が開かれている(3月9日まで)。DMはがきによると、市川は日本生まれの美術家で、13歳(ママ)の時に鳶職で貯めたお金をもってあてもなく単独でニューヨークへ渡り、アメリカやヨーロッパ各地を遍歴する間に絵…

写真ブログの試み

写真ブログを横浜逍遥亭さんやKAI-WAI散策さんに倣って始めてみようかと思って、試してみた。 蕎麦屋の看板(東京表参道) 窓(東京表参道) ブルックス・ブラザースのショーウインドウ(東京表参道) 古本屋の棚(東京高円寺) 国立科学博物館のシロナガス…

KANZANギャラリーのヨシダ ナギ展を見る

東京馬喰町のKANZANギャラリーでヨシダ ナギ展が開かれている(2月25日まで)。ヨシダは1986年生まれ、独学で写真を学び、2009年から単身アフリカへ渡り、少数民族をテーマに写真を撮り、写真集を出版し、西武渋谷で写真展を開いた新進の女性カメラマンだ。 …

東京都写真美術館の長島有里枝展を見る

東京恵比寿の東京都写真美術館で長島有里枝展が開かれている(11月26日まで)。長島は1973年、東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業し、アメリカのカリフォルニア・インスティテュート・オブ・アーツのファインアート科写真専攻…

ギャラリーαMの小松裕子展「鏡と穴―彫刻と写真の界面」を見る

東京東神田のギャラリーαMで小松裕子展「鏡と穴―彫刻と写真の界面」が開かれている(10月14日まで)。小松は1969年、神奈川県生まれ、写真は金村修に学んでいる。初個展は2009年にギャラリー山口で行った。以来、ギャラリーQ、トキ・アートスペース、The Whi…

日本橋高島屋で沢田教一写真展を見る

東京日本橋高島屋の8階ホールで沢田教一写真展「その視線の先に」が開かれている(8月28日まで)。同展のちらしから、 1965年からベトナム戦争で米軍に同行取材し、最前線で激しい戦闘や兵士の表情など数多く写真に収めた写真家、沢田教一(1636−70)。輝…

東京オペラシティアートギャラリーの荒木経惟展「写狂老人A」を見る

東京オペラシティアートギャラリーの荒木経惟展「写狂老人A」が開かれている(9月3日まで)。写狂老人Aとは葛飾北斎の晩年の号「画狂老人卍」に倣って付けた由。 最初の部屋は「大光画」と題されていて、人妻のヌード写真が圧倒する量で展示されている。弁証…

東京都写真美術館で「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」を見る

恵比寿の東京都写真美術館で「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」が開かれている(9月24日まで)。 展覧会のちらしから、 本展は、その膨大な作品群から、妻、「陽子」というテーマに焦点をあてた展覧会です。荒木自らが「陽子によって写真家になった…

東京都写真美術館で「コミュニケーションと孤独」を見る

恵比寿の東京都写真美術館でTOPコレクション「コミュニケーションと孤独」が開かれている(9月18日まで)。TOPコレクションは東京都写真美術館の収蔵品で構成された写真展で、今回展示されている写真家は、菊地智子、大塚千野、屋代敏博、中村ハルコ、やなぎ…

富士フイルムフォトサロンの鬼海弘雄写真展「インディア」を見る

東京六本木の富士フイルムフォトサロンで鬼海弘雄写真展「インディア1979−2016」が開かれている(6月1日まで)。鬼海は1945年山形県寒河江市生まれ。1973年から浅草で写真を撮り始め、1979年に初渡印、以降インドやアナトリア(トルコ)の撮影を重ねる、とち…

JCIIフォトサロンの鷲尾倫夫写真展を見る

東京半蔵門のJCIIフォトサロンで鷲尾倫夫写真展「写真週刊誌『FOCUS』がとらえた時代」が開かれている(5月28日まで)。鷲尾は『FOCUS』創刊以来の同誌専属カメラマンだった。『FOCUS』は1981年に創刊し、20年後に休刊した。 懐かしい顔の写真が並んでいる。…

銀座ニコンサロンの梁丞佑写真展「新宿迷子」を見る

東京銀座の銀座ニコンサロンで梁丞佑写真展が開かれている(5月23日まで)。毎日新聞社主催の第36回土門拳賞受賞作作品展で、「新宿迷子」と題されているとおり、主に新宿歌舞伎町の夜の風俗を撮っている。梁丞佑は韓国人で1996年に来日し、2000年に日本写真…

横木安良夫『サイゴンの昼下がり』を読む

横木安良夫『サイゴンの昼下がり』(新潮社)を読む。横木は篠山紀信のアシスタントを経てコマーシャルカメラマンとして独立する。巻末の略歴によると、「94年初めてヴェトナムを訪れて、その虜になる」とある。本書はそのヴェトナム紀行。写真と文章が半々…

JCIIフォトサロンの横木安良夫作品展展を見る

東京半蔵門のJCIIフォトサロンで横木安良夫作品展が開かれている(4月30日まで)。横木は1949年、千葉県生まれ。日本大学芸術学部写真学科を卒業している。篠山紀信のアシスタントを経て、1975年フリーランスの写真家として独立。広告、エディトリアル、ファ…

ギャラリー ジーの染谷レーコ展「real dream」を見る

東京外苑前のギャラリー・ジーで染谷レーコ展「real dream」が開かれている(4月30日まで)。染谷は1980 年、埼玉県生まれ。今回がこのギャラリー ジーで13回めの個展になる。 DM葉書には「人間への興味をチャーミングなエロスで表現」と書かれている。被写…

荒木陽子+荒木経惟『東京は、秋』を読む

荒木陽子+荒木経惟『東京は、秋』(月曜社)を読む。本書は1972年にアラーキーが撮影し、それを二人が1983年と1984年に語ったもの。これらの写真はもう45年前になる。この年アラーキーは電通を退職しフリーになるが、もう広告写真はやめたので仕事がなかっ…

東京都写真美術館の写真展が良かった

恵比寿の東京都写真美術館(愛称TOP)の写真展2つが良かった。現在「日本の新進作家 vol.13 東京・TOKYO」と、「TOPコレクション東京・TOKYO」が開かれている(1月29日まで)。 新進作家展では、小島康敬、佐藤信太郎、田代一倫、中藤毅彦、野村恵子、元田…