東京都写真美術館の「森山大道展の東京ongoing」を見る

f:id:mmpolo:20200917223227j:plain

 東京都写真美術館で「森山大道展の東京ongoing」展が開かれている(9月22日まで)。ちらしから、

スナップショットの名手として知られる、日本を代表する写真家・森山大道。1960年代に写真家として活動を開始し、その作風は「アレ・ブレ・ボケ」と形容され、写真界に衝撃を与えました。

以来、世界各国の美術館での大規模展、2019年のハッセルブラッド国際写真賞をはじめとする数々の国際的写真賞の受賞など、デビューから55年を経た現在もなお世界の第一線で活躍し続けています。

森山が写真家として活動を始めたのは、東京オリンピックの開催された1964年。

当時より、森山は一貫して東京という都市のさまざまな様相をカメラでとらえつづけ、現在も継続中です。(後略)

 

f:id:mmpolo:20200917223303j:plain

f:id:mmpolo:20200917223318j:plain

f:id:mmpolo:20200917223340j:plain

f:id:mmpolo:20200917223355j:plain

f:id:mmpolo:20200917223413j:plain

f:id:mmpolo:20200917223428j:plain


  ここに掲載した会場風景は最初の部屋で撮影が許可されたものだけ。次の部屋から膨大な写真が壁面を埋めている。東京の風俗というより新宿歌舞伎町の風俗を、余すところなく撮っている。ほとんどえげつないとまで言い得るほどだ。

 森山の都市のスナップを見ていると、現代の若い写真家たちに影響を与えているのは派手なアラーキーではなく、森山大道こそだったのかと気づかされた。時代の記録写真家としては森山大道だった。

 ぜひこの連休に足を運ばれることをお勧めしたい。

     ・

森山大道展の東京ongoing」

2020年6月2日(火)-9月22日(火・祝)

10:00-18:00(月曜休館、9/21は開館)

     ・

東京都写真美術館

電話03-3280-0099

http://www.topmuseum.jp