東京日本橋小舟町のガルリH(アッシュ)で沼田直英展が開かれている(9月26日まで)。沼田は1954年北海道生まれ、1977年に創形美術学校絵画科本科を卒業し、1981年から1982年まで東洋美術学校第1回パリ派遣留学をしている。1979年に櫟画廊で初個展、その後ギャラリイKやときわ画廊、ギャラリーGANなどで個展を繰り返している。
今回のタイトルは「原空間‐エーテル空間における無限遠‐」という難しいもの。その意味は画廊が作成したパンフレットに大橋紀生が解説しているがやはり難しい。
沼田は幾何学的な作品を作っている。作品には厚みがあり、レリーフと呼んでいいのかもしれない。正三角形または2等辺三角形を用い、白、黒。黄、青、赤など原色を使っている。一見単純な形でありながら、三角形の角度や線との組み合わせから複雑な構成を作っている。素材は木材合板とウレタン塗料とある。
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2020年9月13日(日)-9月26日(日)
12:00-19:00(最終日17:00まで)14日、23日休廊
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ガルリアッシュ galerie H
電話03-3527-2545