その他

ブログ休み

しばらくブログの更新を休みます。

飯田市への旅

飯田市へ行って来た。11月初めに予定している山本弘展に展示する作品を借りるため、天竜峡の山本弘未亡人宅を訪い、作品を数点借りてきた。 その夜は昨年亡くなった友人の兄貴さんから、友人の遺品としてケンプの弾くベートーヴェンのピアノソナタ全集のLPを…

面白いものを拾ってきた

何を? オブジェ 「柳ぎ」の「ぎ」って? 銀座のみゆき通りでは花壇の上で荷下ろしする業者がいるんだ。 トマソン(渋谷にて)

東京スカイツリー

4月のある日の朝と夕方の東京スカイツリー

占い師に教えられたこと

山田宏一『映画とは何か』(草思社)は山田が23人の映画人にインタビューしたものだ。最初に山田宏一の大好きなフランソワ・トリュフォーへのインタビューがあり、2番目がフランスの女優ジャンヌ・モローとなっている。ジャンヌ・モローは女優でありながら…

予知能力は存在するだろうか

朝日新聞のコラム「TVダイアリー」に坂下千里子が「姉の不思議なパワー」という題でエッセイを書いている(3月17日)。 私は、高校生だった1994年、アルペンスキーのCMオーディションでグランプリを受賞し、芸能界入りしました。受賞直後、私は京都の実家に…

毎日新聞のコラム「好きなもの」

毎日新聞の日曜日の書評ページに「好きなもの」というコラムがある。毎回著名人が自分の好きなもの3つを紹介している。最近では翻訳家の金原瑞人(11月18日)と俳人の宇多喜代子(11月25日)、画家の池田龍雄(12月2日)がおもしろかった。 まず金原が、好…

なんだろう?

「とろけるくりーむパン」の八天堂の店頭の旗に「広島」「三原発」と書かれていた。3原発なんて、広島に3つの原発があったっけ? よく見たら、「広島」「三原」発だった。 これは公孫樹(イチョウ)。表参道の並木のイチョウ。

街で見つけた面白商品

銀座の酒屋にこんな商品が置いてあった。本物の魚肉ソーセージで、酒のつまみにする客がいるのだろう。何が面白いのかと聞いてくださるな。 「ホモ」という商品名は、よく牛乳のパッケージに書かれる英語のhomogenized(均質化された)に由来するのだそうだ…

宮嶋光男先生追悼

宮嶋光男先生が亡くなった。満92歳だった。宮嶋先生は私が小学校5年と6年の時の担任だった。小中高の12年間で最も印象に残る先生だった。 宮嶋先生の葬儀が11月25日に行われ、宮嶋先生のクラスで私と同級生だった原英章君が弔辞を読んだ。 弔 辞 私達の恩…

銀座の真ん中の無料カフェ

銀座の真ん中に無料カフェがある。おかきの播磨屋本店が経営している東京銀座店の一角だ。一角とはいえかなり広い。コーヒーなど飲物が無料、おかきは有料だが飲物だけなら料金はいらない。椅子とテーブルが用意されていて明るくてきれいだ。普通のカフェと…

関心のありか

画廊を回っていたら、ある画廊で若いきれいな女性に挨拶された。彼女も画廊の客らしく、個展をしている画家ではなかった。その顔にぼんやりと見覚えがあったが、誰なのかはっきりとは分からない。どちらでお会いしましたっけ? と言うと、ギャラリイ○で「日…

己を知るということ

己を知るということは難しい。 井上靖の晩年、ノーベル文学賞の発表のある時期、毎年井上を囲んで「まあだ会」という井上担当の編集者たちが作る会が開かれていた。井上靖がノーベル文学賞を受賞するのは「まあだかい」と待ちながら、受賞の知らせが届くのを…

思い出す人々(3)S印刷工業の松原さん

エッソという石油会社が「エナジー」というPR誌を発行していた。評価の高かったこの雑誌の編集長が高田宏だった。高田のエッセイに、印刷会社の営業マンが校正記号を知らなくて苦労したと書かれていた。その営業マンは松原さんと言った。松原さんがかつて「…

愛の行方

愛し合う二人が脱出を試みる。先にリーマスが壁を乗り越え、続くリズの伸ばした手をつかんだ。 突然、全世界が焔の海に落ちこんだかに見えた。上方から、左右から、あらゆる個所から、強烈な光線が集中して、残酷な正確さで、ふたりの姿を浮かびあがらせた。…

ミステリとSEX

ミステリとSEXは似ている。どちらも結末を追い求める。ミステリの謎の解明を求めて読み進めるが、待望の謎が解き明かされたときは物語が終わるときだ。だからといって、それらの過程が目的なのではない。

手相を見る

私の職場は女性が4人いる。1人が未婚で3人が既婚者。彼女たちが手相を見ながら結婚の時期についてお喋りして盛り上がっていた。私も手相を見ますよと言ったら、未婚の女性が見てほしいと言う。27か28歳で結婚しますと答えた。ほかの女性たちも見てほしい…

天袋の中のポルノ写真

もう30年ばかり前のことになるが、北陸の県立農業試験場の研究者がポルノ写真をコレクションしていた。現在と違って当時そのような写真を入手するのは本当に至難だった。たいていの人は一生に数枚程度しか見ることがなかっただろう。 しかしマニアはいるので…

ハッタリがばれたとき

われわれの勤めていた会社が新しいビルに引っ越したあと、経営者が言った。電気代がいくらか分かるか、月に○十万円だぞ、これからは電気を倹約して使え! ナイーブな社員が質問した。それってうちの会社だけですか? いや、このビル全体だ。われわれの会社は…

場所が記憶する

ギャラリーへ入っていくと知っている女性がいてお久しぶりですと挨拶した。元気そうねと返され、だが誰だったのか思い出せない。記憶を探るとギャラリーのオーナーだった人、もうそのギャラリーはない、そこまで分かったのにどこのギャラリーだったか思い出…

NEWS LETTER/5月のあほうどり

今に、お前のエントリーは単に人の書いたものの再録に過ぎないじゃないかと批判されるものと覚悟していた。そうしたら弁解する理屈を用意していたのだ。でも誰も言ってくれないから、あらかじめ言ってしまう。今から20年ほど前私は「NEWS LETTER/5月のあほ…

趣味はオートバイだった

34歳のときにオートバイの中型免許を取った。はじめ友人からヤマハSR400を借りて乗っていた。これは古いデザインのバイクで単気筒だった。乗りにくいが低速トルクが強く面白い乗り心地だ。でも自分のバイクを買いたいとカミさんに言うと、50ccの(中古)バイ…

魚と食材、ルビンの壺

友だちが釣りを始めた。彼女は渓流釣りで、ヤマメやイワナを狙っている。初心者なので釣り上げた時に腹を割いて内蔵を取り出すのが苦手だという。それを家に持ち帰り台所で水道水に漬けるともう平気になる。魚が食材に変わるから。 同じことを私も感じたこと…

恥ずかしい言葉の話

先日話をしている時「くくりつけの家具が」と言ったら相手が「今何て言ったの?」そして開いた左手の上で何かを摘んだ形の右手をくるくる回して「括りつけるって言うのは、紐で縛り付けることよ、あなたの言うのは作りつけの家具でしょ」と言う。全くそのと…

日雇い土方は平等だった

若い頃飯場に入って土方をしていたが、その前に立ちんぼをしていた。立ちんぼも土方で、日雇い土方の別名なのだ。私が行っていたのは東京新宿区は高田馬場にあるヤマだった。仕事をしたい人間と仕事の手配師が集まる場所をヤマと言う。渋谷にも山谷にもあっ…

楽天のシステムに感心した

楽天のシステムの説明会に参加した。もし優れた商品があってそれを独占的に扱うことができ、ただ流通方法を持たないという条件なら、これは有効なシステムだと感じた。 楽天に出店すると月額数万円の出店料がかかる。また売上げの数%を差し引かれる。 楽天…

駅などの階段の段数、そして空想ガレリア

JR亀戸駅には改札が2カ所あり、ロータリーと明治通りに面した北口が表玄関で、狭い裏通りに面した東口が文字通り裏口だ。改札から駅のホームまで、北口の階段が43段なのに比べて、裏口の東口の階段は38段だ。東口の階段の方が5段少ない。これは東口の方が…

雨の中のオープンカー、そしてサンダーバード

以前ホンダVTZ250でオートバイ通勤をしていたとき、帰途にわか雨があった。オートバイでは雨具を着ていても雨がしみてくる。交差点で止まったとき、隣りにオープンカーが並んで止まった。やはり雨具を着ている運転手が、お互い雨は困るよねと話しかけてきた…

新語辞典

メガネ:小さな物や遠くの物がよく見える。 ギガネ:菌類などごく小さな物や何kmもの遠くの物がはっきり見える。 テラネ:細菌などの微小な物や惑星などがよく見える。 ペタネ:ウイルスのようにごく微小な物やアンドロメダ銀河のように遠い天体が見える。 …

毛はサービス

二十歳の頃友人たちと詩を書いていた。いい詩を書く友人が3人いた。しかしビートニクな詩を書いていた三木良吉は絵の方に転じ、土方をしていたがその後どうしているか不明だ。G.A.は西友へ入社して言葉から離れた。J.K.も商業施設デザインの方に進み、わず…