手相を見る

 私の職場は女性が4人いる。1人が未婚で3人が既婚者。彼女たちが手相を見ながら結婚の時期についてお喋りして盛り上がっていた。私も手相を見ますよと言ったら、未婚の女性が見てほしいと言う。27か28歳で結婚しますと答えた。ほかの女性たちも見てほしいと言う。私は20歳代の運勢しか分からないんです、でも何歳で結婚したか分かりますよと言うと、40代の既婚女性が見てと掌を差しだした。24歳ですと答えると当たってると言われた。私前に話したっけ? いいえ、聞いてませんよ。もう一人が私も見てと言う。23歳ですね。彼女も当たってると興奮している。30歳をちょっと過ぎたくらいの女性も、私はと聞く。27か28歳ですと答えると違いますと言われた。
 結婚の時期だけに関して手相の見方を40年前に教わった。それから少なくとも100人以上の手相を見てきているだろう。ほとんどが女性だ。男はあまり関心を示さないし、女性は1人見ればそこにいる女性を全員見ることになる。
 なぜ当たったり外れたりするのか。掌に23歳という数字が書かれているわけではない。手相を見るとは掌の「線」を読むことなのだ。簡単に読める場合もあるし、読みづらい場合もある。要するに読解力なのだ。さらに経験を積むことによって微妙なところも読めるようになる。それらの結果が今回の2勝1敗1未定という結果なのだ。
 なぜ手相で未来や過去が分かるのか。私も何人もの手相見に見てもらった。それが結構当たっていたのだ。差し障りのないことだけ書くと、海外に縁がありませんね(仕事で仕方なく2回行っただけ)。お金儲けに興味がなくて、芸術や新しいことが好きですね。銀行員に好かれますね(取引先の銀行員に気に入られた)。×××ですね(恥ずかしいけどドンぴしゃ)。