2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

銀座K’sギャラリーの「K’s Annex展」を見る

東京銀座の銀座K’sギャラリーで「K’s Annex展」が開かれている(5月3日まで)。銀座K’sギャラリーのオーナー増田さんのコレクションを展示販売している。主な作品は野見山暁治、上田泰江、上野憲男の3人か、そのほか若手作家などの抽象作品が並んでいる。…

コバヤシ画廊の前本彰子展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で前本彰子展「龍姫の水ノ珠」が開かれている(5月11日まで)。前本彰子は石川県に生まれる。1980年京都精華短期大学絵画専攻科卒業、1982年Bゼミスクール修了。1983年よりコバヤシ画廊をはじめ個展多数。 「龍姫の水ノ卵」 「私の子…

シューゴアーツ六本木の森村泰昌展を見る

東京六本木のシューゴアーツ六本木で森村泰昌展「楽しい五重人格」が開かれている(6月1日まで)。 森村が今回扮しているのは、甲斐庄楠音描く花魁、ダヴィッドのナポレオン像、ミロの抽象画を森村が顔を使って再現。カフカの肖像写真は成人の姿と5歳の時…

出久根達郎『[大増補] 古本綺譚』を読む

出久根達郎『[大増補] 古本綺譚』(平凡社ライブラリー)を読む。出久根がまだ作家ではなく古本屋の店主だった頃、経営する芳雅堂の古書目録『書宴』の埋草として書いていたものが評判を呼び、新泉社から『古本綺譚』として出版された。それを「大増補」し…

ギャラリーKINGYOの内山翔二郎展を見る

東京千駄木のギャラリーKINGYOで内山翔二郎展「path of life」が開かれている(5月5日まで)。内山翔二郎は1984年神奈川県生まれ、2008年に日大芸術学部彫刻コースを卒業、2010年同大学大学院芸術研究科博士前期課程彫刻分野修了。2010年にギャラリイKで初…

ギャラリーSAOH & TOMOSの上田佳奈展を見る

東京神宮前のギャラリーSAOH & TOMOSで上田佳奈展が開かれている(4月27日まで)。上田佳奈は兵庫県出身、ロンドン芸術大学でファッションデザイン、大阪芸術大学附属大阪美術専門学校で版画を学んだ。 今回の個展では「イリュージョン」シリーズと「sky」…

ギャルリー東京ユマニテbisの木村太陽展を見る

東京京橋のギャルリー東京ユマニテbisで木村太陽展が開かれている(4月27日まで)。木村太陽は1970年神奈川県生まれ、1995年に創形美術学校研究科を卒業している。以前はギャラリー山口で個展を繰り返し、「2000年以降はドイツ、ニューヨークを拠点にヨーロ…

イザベラ・バード『日本奥地紀行』を読む

イザベラ・バード『日本奥地紀行』(平凡社ライブラリー)を読む。イザベラ・バードは1931年イギリス生まれ、明治11年、48歳のとき来日して6月から9月にかけて日本人従者をたった1人連れて東京から北海道へ旅行している。その詳細な記録。道路事情は最悪で…

ギャルリー東京ユマニテの富田菜摘展を見る

東京京橋のギャルリー東京ユマニテで富田菜摘展「古き良きものたち」が開かれている(4月20日まで)。富田菜摘は東京生まれ、2009年に多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業している。2007年よりここ東京ユマニテで今回で7回の個展を開いている。そのほか、…

Up & Comingのオープニング展「合図」を見る

アーツ千代田3331が閉館し、そこに入っていたアキバタマビ21も閉廊していたが、この度、新たに「Up & Coming」として外苑前に移転オープンした。これは多摩美術大学が支援するオルタナティブ・ギャラリースペースだ。 場所は青山の熊野神社の道を挟んだ近く…

吉祥寺美術館の大坪美穂展を見る

東京の武蔵野市立吉祥寺美術館で大坪美穂展「黒いミルク 北極光・この世界の不屈の詩」が開かれている(5月26日まで)。大坪は1968年に武蔵野美術大学油絵科を卒業している。今まで銀座のシロタ画廊やギャルリ・プス、ストライプハウスギャラリーなど各地で…

フォルム画廊が移転し、そのオープニングの瀧徹彫刻展を見る

フォルム画廊は長く銀座5丁目のニューメルサビルにあったが、この度銀座6丁目の交詢ビルに移転した。そのオープニングに瀧徹彫刻展が選ばれて現在開催されている(4月27日まで)。 瀧徹は1964年東京藝術大学彫刻科を卒業し、1966年同大学大学院美術研究科…

うしお画廊の井上敬一展を見る

東京銀座のうしお画廊で井上敬一展が開かれている(4月20日まで)。井上敬一は1947年、福岡県田川市生まれ。1980年に福岡教育大学美術研究科を修了している。井上は銀座のみゆき画廊で個展をしていたが、みゆき画廊が閉じてからはうしお画廊で個展を開いて…

ギャラリーなつかの瀧田亜子展を見る

東京京橋のギャラリーなつかで瀧田亜子展が開かれている(4月20日まで)。瀧田亜子は東京生まれ、青山学院女子短期大学芸術学科を中退した後、中国ウルムチの新彊大学や杭州市の中国美術学院で書を学んでいる。帰国後早見芸術学院で日本画を学んだ。2003年…

『出久根達郎の古本屋小説集』を読む

『出久根達郎の古本屋小説集』(ちくま文庫)を読む。古本屋店主にして直木賞作家になった出久根の古本屋に関する小説を集めたもの。出久根は中学卒業後集団就職で東京月島の古本屋に就職し、29歳のとき独立して高円寺で古本屋を開業する。 昔(9年前)出久…

阿部朋美・伊藤和行『ギフテッドの光と影』を読む

阿部朋美・伊藤和行『ギフテッドの光と影』(朝日新聞出版)を読む。副題が「知能が高すぎて生きづらい人たち」というもの。著者たちは朝日新聞の記者で、本書は朝日新聞デジタルに連載したもの。 ギフテッドについては以前、角谷詩織『ギフテッドの子どもた…

資生堂ギャラリーの野村在展を見る

東京銀座の資生堂ギャラリーで野村在展「君の存在は消えない、だから大丈夫」が開かれている(4月14日まで)。これは「shiseido art egg」の一つで、資生堂が新進アーティストを応援する公募プログラム。毎年3人が選ばれて資生堂ギャラリーで個展をし、中…

ヒノギャラリーの長谷川さち展を見る

東京八丁堀のヒノギャラリーで長谷川さち展「Garden」が開かれている(4月13日まで)。画廊のホームページによれば、長谷川さちは15年以上石を主材に制作を続ける彫刻家とのこと。ヒノギャラリーでの個展は今回7年ぶりになる。黒御影石を使っているが、ガ…

CON_ギャラリーの松田将英展を見る

東京日本橋馬喰町のCON_ギャラリーで松田将英展「Adaptation」が開かれていた(4月7日まで)。松田将英は1986年生まれ、2010年から匿名で活動を開始。2016年に渡独し実名での活動を開始した。主な展覧会に金沢21世紀美術館、ドバイでの展示などがある。 こ…

ギャラリーなつかのこづま美千子展を見る

東京京橋のギャラリーなつかでこづま美千子展≪―景色の中に潜むもの― 狭山⇄スロベニア≫が開かれている(4月13日まで)。こづまは東京生まれ。1987年に多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業。1984年から個展やグループ展で発表を続けている。1988年ホル…

本川達雄『ウマは走る ヒトはコケる』を読む

本川達雄『ウマは走る ヒトはコケる』(中公新書)を読む。副題が「歩く・飛ぶ・泳ぐ生物学」。本川達雄といえば、『ゾウの時間 ネズミの時間』(中公新書)がとても面白かったので期待して読んだ。本川が「おわりに」で書いている。 本書では、われわれ自身…

BUGの千賀健史個展を見る

東京丸の内のアートセンターBUGで千賀健史個展「まず、自分でやってみる。」が開かれている(4月14日まで)。アートセンターBUGは以前有楽町にあったガーディアン・ガーデンを継承するアートスペースだ。ガーディアン・ガーデンはリクルートが管理するギャ…

ポーラ ミュージアム アネックスの「ポーラ ミュージアム アネックス展Vol.2」を見る

東京銀座のポーラ ミュージアム アネックスで「ポーラ ミュージアム アネックス展Vol.2」が開かれている(4月14日まで)。今回は菊池奈緒と水永阿里紗、鶴見朋世の3人が参加している。 菊池奈緒は1988年栃木県生まれ、2011年多摩美術大学絵画学科卒業、201…

ササイ・ファイン・アーツの重野克明・三宅玄朗二人展を見る

東京銀座のササイ・ファイン・アーツで重野克明・三宅玄朗二人展「ルールブック」が開かれている(4月13日まで)。二人は東京藝術大学でバッテリーを組んでいたとう。 重野克明は1975年千葉市生まれ、2003年に東京藝術大学大学院修士課程美術研究版画専攻を…

ギャラリーSAOH & TOMOSのナオミ・ヴァン・ホルバット展を見る

東京神宮前のギャラリーSAOH & TOMOSでナオミ・ヴァン・ホルバット展「White Thread/白糸」が開かれている(4月10日まで)。ホルバットは1970年英国生まれ、1989-1994年にロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで学んでいる。2…

ギャラリー檜B・Cのさとう陽子展を見る

東京京橋のギャラリー檜B・Cでさとう陽子展「生きられる未完」が開かれている(4月13日まで)。さとうは東京生まれ。1981年に日本大学芸術学部美術学科を卒業している。1986年から毎年様々なギャラリーで個展を開いて活発に活動している。 さとうの作品につ…