東京京橋のギャラリーなつかでこづま美千子展≪―景色の中に潜むもの― 狭山⇄スロベニア≫が開かれている(4月13日まで)。こづまは東京生まれ。1987年に多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業。1984年から個展やグループ展で発表を続けている。1988年ホルベインスカラシップ奨学生、2004年文化庁新進芸術家国内研修員。今年レジデンスプログラムでスロベニアに滞在し制作してきたという。その時の作品はスロベニアで展示されているということだが、現地での取材を元に制作した紙の作品も展示している。
大作はM100号が3点、それを縦サイズで制作している。こづまは色彩に優れた画家で、また「複数の時間や空間を一枚の絵のなかに表現しよう」と試みている。
紙の作品はいずれも小品だが、こづまの優れた色彩がよく分かる気持ちの良いものだった。自分の住んでいる埼玉の風景とスロベニアの風景を重ねているという。
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こづま美千子展≪―景色の中に潜むもの― 狭山⇄スロベニア≫
2024年4月8日(月)―4月13日(土)
11:00-18:30(最終日17:00まで)
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ギャラリーなつか
東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F
電話03-6265-1889