東京銀座のササイ・ファイン・アーツで重野克明・三宅玄朗二人展「ルールブック」が開かれている(4月13日まで)。二人は東京藝術大学でバッテリーを組んでいたとう。
重野克明は1975年千葉市生まれ、2003年に東京藝術大学大学院修士課程美術研究版画専攻を修了している。主に77ギャラリーで個展を開いているが、高島屋美術画廊Xや養清堂画廊でも発表を繰り返している。
今回重野はすべて野球をテーマに描いている。何を描いても重野は楽しい。ある重野の先輩画家が、彼は私小説だからと言っていた。
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三宅玄朗は1974年愛知県生まれ、2002年に東京藝術大学大学院修士課程美術研究科油画技法材料室を修了している。ギャルリー志門やアートもりもと、ササイ・ファイン・アーツなどで個展を開いている。
三宅玄朗はモノクロのちょっと怖いような絵と、ボテロばりの太った女性を描いている。その太った女性を描いた作品のタイトルが「ぼくのすきなせんせい」だから、本当にボテロが好きなんだろうなあ。埼玉県立近代美術館の前庭にボテロの大きな彫刻が置かれていたのを思い出した。
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重野克明・三宅玄朗二人展「ルールブック」
2024年3月29日(金)―4月13日(土)
10:30-18:30(日曜・月曜休廊)
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ササイ・ファイン・アーツ
東京都中央区銀座3-7-20 銀座日本料理会館2階
電話03-5159-7402