資生堂ギャラリーの石内都展を見る

 東京銀座の資生堂ギャラリー石内都展「初めての東京は銀座だった」が開かれている(10月15日まで)。石内都は1947年群馬県生まれ、神奈川県横須賀市で育つ。以下、資生堂ギャラリーのホームページより、

1979年、初期三部作のひとつ「APARTMENT」で第4回木村伊兵衛写真賞を受賞。同じ年生まれの女性の手と足をクローズアップした「1・9・4・7」以降、身体の傷跡を撮ったシリーズを展開。2005年、母の遺品を撮影した「Mother’s 2000-2005 未来の刻印」で第51回ヴェネチア・ビエンナーレの日本代表に選出されてから世界的に注目を集めるようになりました。2007年より現在まで続く、原爆で亡くなった人々の遺品を撮影した「ひろしま」も国際的に評価され、近年は国内外の美術館やギャラリーで個展を多数開催。2014年には、写真界のノーベル賞と言われるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。2015年、J・ポール・ゲティ美術館(ロサンゼルス)の個展「Postwar Shadows」では、「ひろしま」がアメリカの美術館で初公開され、大きな反響を呼びました。その活躍から女性アーティストを牽引する存在でもあり、自然体で揺るがないライフスタイルは、作品とともに幅広い層からの共感を得ています。



 展示されている写真は、月光荘の絵の具や寿司幸の包丁、天一の天ぷら、もとじの草履、資生堂パーラーのオムライス、資生堂の香水瓶など、「銀座の文化を作ってきたお店を象徴する品々」ということだ。

 どれもつまらなかった。今までも原爆で亡くなった人々の遺品を撮影したものを除いて、母親の遺品とか、傷跡を撮ったシリーズとか、私には評価できないものばかりだった。今回の資生堂ギャラリーの展示がその典型だった。古い絵具を被写体に選んだのが、中では何とか興味を惹かれたかな。

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石内都展「初めての東京は銀座だった」

2023年8月29日(火)―10月15日(日)

11:00-19:00(日・祝18:00まで)月曜休廊

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資生堂ギャラリー

東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビルB!

電話03-3572-3901

https://gallery.shiseido.com/jp/