写真

東京都写真美術館の長島有里枝展を見る

東京恵比寿の東京都写真美術館で長島有里枝展が開かれている(11月26日まで)。長島は1973年、東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業し、アメリカのカリフォルニア・インスティテュート・オブ・アーツのファインアート科写真専攻…

ギャラリーαMの小松裕子展「鏡と穴―彫刻と写真の界面」を見る

東京東神田のギャラリーαMで小松裕子展「鏡と穴―彫刻と写真の界面」が開かれている(10月14日まで)。小松は1969年、神奈川県生まれ、写真は金村修に学んでいる。初個展は2009年にギャラリー山口で行った。以来、ギャラリーQ、トキ・アートスペース、The Whi…

日本橋高島屋で沢田教一写真展を見る

東京日本橋高島屋の8階ホールで沢田教一写真展「その視線の先に」が開かれている(8月28日まで)。同展のちらしから、 1965年からベトナム戦争で米軍に同行取材し、最前線で激しい戦闘や兵士の表情など数多く写真に収めた写真家、沢田教一(1636−70)。輝…

東京オペラシティアートギャラリーの荒木経惟展「写狂老人A」を見る

東京オペラシティアートギャラリーの荒木経惟展「写狂老人A」が開かれている(9月3日まで)。写狂老人Aとは葛飾北斎の晩年の号「画狂老人卍」に倣って付けた由。 最初の部屋は「大光画」と題されていて、人妻のヌード写真が圧倒する量で展示されている。弁証…

東京都写真美術館で「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」を見る

恵比寿の東京都写真美術館で「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」が開かれている(9月24日まで)。 展覧会のちらしから、 本展は、その膨大な作品群から、妻、「陽子」というテーマに焦点をあてた展覧会です。荒木自らが「陽子によって写真家になった…

東京都写真美術館で「コミュニケーションと孤独」を見る

恵比寿の東京都写真美術館でTOPコレクション「コミュニケーションと孤独」が開かれている(9月18日まで)。TOPコレクションは東京都写真美術館の収蔵品で構成された写真展で、今回展示されている写真家は、菊地智子、大塚千野、屋代敏博、中村ハルコ、やなぎ…

富士フイルムフォトサロンの鬼海弘雄写真展「インディア」を見る

東京六本木の富士フイルムフォトサロンで鬼海弘雄写真展「インディア1979−2016」が開かれている(6月1日まで)。鬼海は1945年山形県寒河江市生まれ。1973年から浅草で写真を撮り始め、1979年に初渡印、以降インドやアナトリア(トルコ)の撮影を重ねる、とち…

JCIIフォトサロンの鷲尾倫夫写真展を見る

東京半蔵門のJCIIフォトサロンで鷲尾倫夫写真展「写真週刊誌『FOCUS』がとらえた時代」が開かれている(5月28日まで)。鷲尾は『FOCUS』創刊以来の同誌専属カメラマンだった。『FOCUS』は1981年に創刊し、20年後に休刊した。 懐かしい顔の写真が並んでいる。…

銀座ニコンサロンの梁丞佑写真展「新宿迷子」を見る

東京銀座の銀座ニコンサロンで梁丞佑写真展が開かれている(5月23日まで)。毎日新聞社主催の第36回土門拳賞受賞作作品展で、「新宿迷子」と題されているとおり、主に新宿歌舞伎町の夜の風俗を撮っている。梁丞佑は韓国人で1996年に来日し、2000年に日本写真…

横木安良夫『サイゴンの昼下がり』を読む

横木安良夫『サイゴンの昼下がり』(新潮社)を読む。横木は篠山紀信のアシスタントを経てコマーシャルカメラマンとして独立する。巻末の略歴によると、「94年初めてヴェトナムを訪れて、その虜になる」とある。本書はそのヴェトナム紀行。写真と文章が半々…

JCIIフォトサロンの横木安良夫作品展展を見る

東京半蔵門のJCIIフォトサロンで横木安良夫作品展が開かれている(4月30日まで)。横木は1949年、千葉県生まれ。日本大学芸術学部写真学科を卒業している。篠山紀信のアシスタントを経て、1975年フリーランスの写真家として独立。広告、エディトリアル、ファ…

ギャラリー ジーの染谷レーコ展「real dream」を見る

東京外苑前のギャラリー・ジーで染谷レーコ展「real dream」が開かれている(4月30日まで)。染谷は1980 年、埼玉県生まれ。今回がこのギャラリー ジーで13回めの個展になる。 DM葉書には「人間への興味をチャーミングなエロスで表現」と書かれている。被写…

荒木陽子+荒木経惟『東京は、秋』を読む

荒木陽子+荒木経惟『東京は、秋』(月曜社)を読む。本書は1972年にアラーキーが撮影し、それを二人が1983年と1984年に語ったもの。これらの写真はもう45年前になる。この年アラーキーは電通を退職しフリーになるが、もう広告写真はやめたので仕事がなかっ…

東京都写真美術館の写真展が良かった

恵比寿の東京都写真美術館(愛称TOP)の写真展2つが良かった。現在「日本の新進作家 vol.13 東京・TOKYO」と、「TOPコレクション東京・TOKYO」が開かれている(1月29日まで)。 新進作家展では、小島康敬、佐藤信太郎、田代一倫、中藤毅彦、野村恵子、元田…

原美術館の篠山紀信写真展「快楽の館」を見る

品川区御殿山の原美術館で篠山紀信写真展「快楽の館」が開かれている(2017年1月9日まで)。同展のちらしから、 「ここ(=原美術館)で撮った写真をここに帰す(=展示する)」というアイデアのもと、出品作品はすべて当館で撮り下ろした新作で、およそ30名…

最近撮った写真

最近撮った写真。 資生堂のショーウィンドウ、口紅で作った薔薇。さすが商売道具、でなかったらなかなかこんなに蕩尽できない。 東京駅丸の内北口。フランス映画の一シーンみたいだ。 弥生式土器発掘ゆかりの地、という石碑。東大近くにある。 国立がんセン…

ヨシダ ナギ『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』を読む

ヨシダ ナギ『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』(扶桑社)を読む。実に楽しい読書。ヨシダは1986年生まれ、中学2年で学校をドロップアウトしたという。それって不登校の引きこもりじゃないか。5歳のときテレビで見たマサイ族に惹かれ、本気でいつかマサイ族にな…

Kanzanギャラリーのヨシダ ナギ展を見る

東京馬喰町のKanzanギャラリーでヨシダ ナギ写真展が開かれている(8月28日まで)。ヨシダは1986年生まれ、独学で写真を学び、2009年から単身アフリカへ渡り、少数民族をテーマに写真を撮り、写真集を出版し西武渋谷で写真展を開き、BS朝日「地球紀行」に取…

ヨシダ ナギ写真集『SURI COLLECTION』を見る

ヨシダ ナギ写真集『SURI COLLECTION』(いろは出版)を見る。1986年生まれのヨシダがアフリカのエチオピア南西部に暮らすスリ族を単身訪ねて撮った写真集。「撮影後記」から、 スリ族が住むエリアは交通インフラが整っていない辺境の地で、首都のアディスア…

長島有里枝展「家庭について/about home」を見る

長島有里枝展「家庭について/about home」が東京渋谷区のMAHO KUBOTAギャラリーで開かれている(4月23日まで)。このMAHO KUBOTAギャラリーは先月新しくオープンしたばかりのギャラリーで、オーナーの久保田真帆はスカイ・ザ・バスハウスに勤めていたらし…

染谷レイコの写真が変わった

東京北青山のギャラリージーで染谷レイコ写真展「Coming Out」が開かれている(4月24日まで)。染谷は1980年、埼玉県生まれ。今回がこのギャラリー ジーで13回めの個展になる。 DM葉書の写真を見てみよう。若い娘がビルの蔭の階段に座っている。足を少し挑…

銀座ニコンサロンで中筋純写真展を見る

東京銀座の銀座ニコンサロンで中筋純写真展が開かれている(2月16日まで)。中筋は1966年和歌山県生まれ。東京外国語大学を卒業後、出版社勤務を経て中筋写真事務所を設立。雑誌、広告写真と平行して日本の産業遺構を撮影。2007年に訪問したチェルノブイリ…

トキ・アートスペースの小松浩子展の過剰さがおもしろい

東京港区のトキ・アートスペースで小松浩子写真展が開かれている(12月13日まで)。小松は神奈川県生まれ、写真は金村修に学んでいる。初個展は今はもう閉廊したギャラリー山口で6年前の2009年だった。以来、ギャラリーQ、トキ・アートスペース、The White…

森岡純写真展が始まった

東京銀座のギャラリー現で森岡純写真展が開かれている(10月24日まで)。森岡は1949年島根県隠岐島生まれ。いままで長くギャラリー檜で個展を続けてきた。 森岡はいつも日常的な風景を撮っている。人物が登場することはあまりない。街の一角や道路、看板や建…

荒木経惟『天才と死』を読んで

荒木経惟『天才と死』(イースト新書)を読む。タイトルからは分からないが、これはアラーキーの対談集だった。北野武、赤塚不二夫、綾小路きみまろ、森山大道、末井昭ら5人と対談している。 しかしアラーキーは誰ともまともな会話をしないように見える。真…

銀座ニコンサロンの柴田れいこ写真展「届かぬ文:戦没者の妻たち」を見て

東京銀座のニコンサロンで柴田れいこ写真展「届かぬ文(ふみ):戦没者の妻たち」が開かれている(6月30日まで)。柴田は1948年岡山県生まれ、2005年に大阪芸術大学写真学科を卒業している。 ギャラリーのホームページに、本展に関する柴田れいこの言葉が掲…

深瀬昌久写真展「救いようのないエゴイスト」を見る

東京渋谷のDIESELアート ギャラリーで深瀬昌久写真展「救いようのないエゴイスト」が開かれている(8月14日まで)。深瀬は1934年北海道生まれ、日本デザインセンターや河出書房に勤めた後フリーのカメラマンになる。荒木経惟、東松照明、細江英公、横須賀功…

鬼海弘雄の撮った街

鬼海弘雄『誰をも少し好きになる日』(文藝春秋)を読んで、そこに掲載されている写真と同じ場所を撮ってみたいと思った。以前も鬼海の別の写真集のカットと同じ場所を探したことがあったが、その時は見つけられなかった。今回は、写真に住所表示が写ってい…

鬼海弘雄『誰をも少し好きになる日』がすばらしい!

鬼海弘雄『誰をも少し好きになる日』(文藝春秋)を読む。これがとてもすばらしい。『文学界』の2011年9月号から3年間連載したもの。連載時の形は分からないが、本書ではエッセイが3ページに写真が2葉2ページという構成になっている。鬼海の写真は何度…

銀座ニコンサロンの新田樹写真展「サハリン」が印象的だ

東京の銀座ニコンサロンで新田樹写真展「サハリン」が開かれている(5月5日まで)。新田は1967年、福島県生まれ。東京工芸大学工学部卒業後、麻布スタジオ入社。1991年半沢事務所入社。1996年独立。写真展に、2003年コニカ・フォトプレミオ「SURUMA…