ヤマザキマリの人生相談を下品な興味で読む

 ヤマザキマリ毎日新聞に毎週人生相談の回答をしている。今回は「性生活に興味を持たぬ妻」というタイトル(2022年8月6日付)。

 

 結婚生活1年半の妻と「生の不一致」に悩んでいます。私は性生活をもっと充実させたいのですが、妻は性的なことに興味がなく誘っても断られます。交際期間からその傾向はあったのですが、結婚して一緒に住めば解決するかと思っていました。その他の相性は良く不満はありません。離婚はしたくありません。他人には相談できず悩んでいます。(26歳・男性)

 

 この質問にヤマザキマリがどんな回答をするかと、下品な興味満開でそれを読んでみた。

 

 正直、こうした夫婦問題については、新聞の人生相談に投稿し、第3者の意見を聞いたところで解決することは何もないでしょう。そもそも、あなたと奥様の間で結婚に対する考え方が合致していない。それについてお互い冷静に話し合ったことはありますか?

 あなたの考えている結婚の在り方と、奥様の考え方には明らかな行き違いがあるわけで、それをまず認識するところから始めなければならないと思います。でも、そうした認識は、本来なら結婚という大きな決断に踏み切る前にすべきことのはず。(後略)

 

 と、にべもない。確かに性生活に興味のない女性もいるし、同じく興味のない男性も(少数ながら)いる。両性とも興味が強いか興味がない組み合わせが一番良いのだろうが、結婚するまで分らないことも多々あるようだ。

 私の周囲でも興味の少ない男が2人ほどいた。1人は奥さんから離婚を申し込まれてしまった。いや、彼は単に下手だったのかもしれない、と自分の事は差し置いて思ってみる。下手な男はいる。彼はどこで学べば良いのか。風俗は参考にならない。あれは特殊な世界だ。上手な女性から学ぶのが一番良いだろう。上手な女性はどこにいるのか。昔はそうしたことを手ほどきしてくれた年上の女性がいたようだけど、最近はあまり聞かない。高校生の頃、同級生たちが次々にお世話になった年上の女性がいたと話してくれた知人もいた。

 私にはこれ以上のアドバイスはできそうもない。若者よ、頑張れ。