2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ガルリSOLの矢野晋次展を見る

東京新富のガルリSOLで矢野晋次展「ABOUT BLUE」が開かれている(10月19日まで)。矢野晋次は1994年福岡県生まれ、2017年東京造形大学彫刻専攻を卒業し、2020年筑波大学大学院博士前期課程彫塑領域を修了している。2016年に神奈川県美術展入選。昨年もこのガ…

ギャラリイKの内海信彦展を見る

東京京橋のギャラリイKで内海信彦展が開かれている(10月19日まで)。内海信彦は1953年生まれ、東京都出身。1974年慶應義塾大学法学部政治学科中退。1975年美学校中村宏油彩画工房修了。1981年多摩美術大学絵画科油画専攻コース卒業。個展は112回目となる。 …

TS4312の澤登恭子展を見る

東京四谷三丁目のTS4312で澤登恭子展「華麗なる崩壊」が開かれている(10月27日まで)。澤登恭子は1998年東京藝術大学美術学部絵画科油画卒業、2000年に同大学大学院美術研究科壁画研究室を修了している。今まで水戸芸術館や大阪、ロンドン、山口などで発表…

ポーラ ミュージアム アネックスのアンリ・マティス展を見る

東京銀座のポーラ ミュージアム アネックスでアンリ・マティス展「色彩を奏でる」が開かれている(10月27日まで)。 ちらしの言葉、 (……)本展覧会では、マティスが生涯を通じて描き続けた室内画の名品、ポーラ美術館収蔵の《リュート》をはじめとした絵画…

三野博司『アルベール・カミュ』を読む

三野博司『アルベール・カミュ』(岩波新書)を読む。若いころカミュの『異邦人』は私の最も好きな本の一つで、たぶん10回以上読み直している。ただ、『異邦人』以外はそれほど好きではなく、いずれも1回しか読まなかった。 本書で三野はカミュの小説や評論…

ギャラリーアビアントの及川伸一展を見る

東京本所吾妻橋のギャラリーアビアントで及川伸一展「relation24」が開かれている(10月18日まで)。及川伸一は1949年東京生まれ。1980年から1992年まで独立美術に出品していたが、1992年からは個展を主な発表の場所としている。これまでギャラリー汲美、ギ…

ギャラリーゴトウの森本秀樹展を見る

東京銀座のギャラリーゴトウで森本秀樹展が開かれている(10月15日まで)。森本秀樹は1951年、愛媛県宇和島出身。ギャラリー汲美をはじめ、ギャラリーゴトウ、小田急デパートなどで数多くの個展を行っている。現在宇和島市在住。 森本はまず色彩が美しい。そ…

ギャラリーなつかの小室茉莉展と神通舞子展を見る

東京京橋のギャラリーなつかで小室茉莉展「悉く本当」と神通舞子展が開かれている(10月12日まで)。先週に続いて「たまびやき」で、「たまびやき」とは多摩美術大学工芸選考陶の選抜展、今回は院生の展示になる。 小室茉莉は2000年埼玉県生まれ、現在多摩美…

出久根達郎『本の身の上ばなし』を読む

出久根達郎『本の身の上ばなし』(ちくま文庫)を読む。出久根達郎は元古書店主で直木賞受賞者。達者な筆致で古書業界を語るエッセイが面白い。本書は『日本経済新聞』の2019年から2020年の土曜日に毎週連載されたものをまとめている。本文庫で毎回4ページ…

ヒノギャラリーの丸山富之展を見る

東京八丁堀のヒノギャラリーで丸山富之展「彫刻竹取物語」が開かれている(10月12日まで)。丸山富之は1956年長野県生まれ、1986年東京藝術大学大学院彫刻専攻を修了している。1987年ときわ画廊で初個展、以来ときわ画廊、次いでヒノギャラリーで個展を繰り…

荒川洋治『文学の空気のあるところ』を読む

荒川洋治『文学の空気のあるところ』(中公文庫)を読む。詩人の荒川が各地で行った書物にまつわる9つの講演を集めたもの。荒川は書評家としても一流で、たくさんの小説や詩歌を読んでいる。その文学愛にあふれた講演はいずれも楽しくて、機会があれば聴講…

ギャラリー川船の日比野絵美展を見る

東京京橋のギャラリー川船で日比野絵美展「版画と生活」が開かれている(10月12日まで)。日比野絵美は1986年神奈川県生まれ、2009年に日本大学芸術学部美術学科版画コースを卒業し、2011年同大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻博士前期課程を修了している…

ギャラリーなつかの「たまびやき」を見る

東京京橋のギャラリーなつかで「たまびやき」が開かれている(10月5日まで)。「たまびやき」とは、多摩美術大学/工芸専攻 陶/学部選抜作品展のこと。今週が学部生、来週が院生になる。 長浦悠月「ポケット」 これをポケットから発想しただなんて! 加藤…