東京京橋のギャラリーなつかで「たまびやき」が開かれている(10月5日まで)。「たまびやき」とは、多摩美術大学/工芸専攻 陶/学部選抜作品展のこと。今週が学部生、来週が院生になる。
長浦悠月「ポケット」
これをポケットから発想しただなんて!
加藤花楓「夏影と陽の匂いのする葉」
加藤は色彩が素晴らしい。釉薬を工夫して陶板画のような作品を作っている。陶でなく平面作品(絵画)を制作しても成功するのではないか。
山口小夏「求愛への入り口」
なんと大胆な! これはヴァギナではないか。
北須賀源己「夜空に腰かけて」
北須賀の言葉「夜空を眺めていると吸い込まれそうになる感覚があります」。造形は面白いがその言葉の意味するものが分からない。
浅賀ひなた「水憶路」
浅賀の言葉「東京都町田市にある久保ケ谷戸トンネル内の壁面に設置することを想定した作品です」。水路の記憶ということだろうか。
塙智恵「たのしいエサやり!」
おもちゃは残酷で無自覚な人間の悪意が現れたものがある。かわいらしさの陰に潜む人間の恐ろしさを感じて欲しい、と塙は言うが・・・
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「たまびやき」
2024年9月30日(月)-10月5日(土)
11:00-18:30(最終日17:00まで)
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ギャラリーなつか/Cross View Arts
東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F
電話03-6265-1889