東京京橋のギャラリーなつかで小室茉莉展「悉く本当」と神通舞子展が開かれている(10月12日まで)。先週に続いて「たまびやき」で、「たまびやき」とは多摩美術大学工芸選考陶の選抜展、今回は院生の展示になる。
小室茉莉は2000年埼玉県生まれ、現在多摩美術大学大学院美術研究科工芸専攻陶コース修士1年特待生。2022年にギャラリー元町で初個展、昨年の「たまびやき」にも参加している。
ギャラリーの中央に設置されている作品「わたしの私」は高さ173cmもある。さすがに途中2つに切って焼いたというが、陶でこの大きさのものを制作するというのは相当大変なことだろう。それが評価の対象になっているのだろうか。






隣のスペースに展示されている神通舞子は2002年富山県生まれ、2024年に多摩美術大学工芸学科陶専攻を卒業し、現在同大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻陶研究領域1年在籍中。
神通の作品は、陶とは思えないほど複雑な造形を示している。飛び散る水のような、あるいは縄文土器の火炎のような形態だ。これまた難易度の高い造形技術に違いない。



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小室茉莉展「悉く本当」
神通舞子展
2024年10月7日(月)-10月12日(土)
11:00-18:30(最終日17:00まで)
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ギャラリーなつか
東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F
電話03-6265-1889