美術

ギャラリー和田の城戸悠巳子展を見る

東京銀座のギャラリー和田で城戸悠巳子展が開かれている(2月10日まで)。城戸悠巳子は1983年東京都生まれ、女子美術大学を卒業した後、2008年に東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻を修了している。2002年にギャラリー銀座フォレストで初個展、その後麻布…

ギャラリイKの葉緑素為吉展を見る

東京京橋のギャラリイKで葉緑素為吉展「迷い路」が開かれている(2月10日まで)。葉緑素為吉は近年「正七角形」という図形に興味を持ち、様々な作品化を試みているという。そして「正七角形を14個接続して生まれる円環」を基本単位として無限に拡張すること…

コバヤシ画廊の藤森哲展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で藤森哲展「爾今/逆進地未来」が開かれている(2月10日まで)。藤森は1986年横浜市生まれ、2011年に筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻洋画領域を修了している。2016年JINENギャラリーで初個展、コバヤシ画廊で…

東京藝術大学卒業・修了作品展を見る(その4)

東京藝術大学で東京藝術大学卒業・修了作品展が開かれている(2月2日まで)。その中から面白いと思ったものを何度かに分けて紹介する。今回は大学内で開かれている大学院生の修了展から、 高野禄英(工芸) 堀内万希子(彫刻) 秋元麻由実(工芸) 上川桂…

東京藝術大学卒業・修了作品展を見る(その3)

東京藝術大学で東京藝術大学卒業・修了作品展が開かれている(2月2日まで)。その中から面白いと思ったものを何度かに分けて紹介する。今回は大学内で開かれている大学院生の修了展から、 「油画」と「彫刻」を取り上げる。 石山未来 川上愛理 間瀬結梨奈 …

東京藝術大学卒業・終了作品展を見る(その2)

東京都美術館で東京藝術大学卒業・終了作品展が開かれている(2月1日まで)。その中から面白いと思ったものを何度かに分けて紹介する。東京都美術館の学部卒業生から。 昨日に続いて「彫刻」 山田歩 赤尾智 岡田俊 堀部晶暉 小野陸 笹部泰生 増田充高 中垣…

東京藝術大学卒業・修了作品展を見る(その1)

東京都美術館で東京藝術大学卒業・修了作品展が開かれている(2月1日まで)。その中から面白いと思ったものを何度かに分けて紹介する。最初に東京都美術館の学部卒業生から。 まず「油画」 大久保舟 フカミエリ 色本藍 当山希未 横尾勇作 若林岬 ついで「…

ヒノギャラリーの虎尾裕新作展を見る

東京八丁堀のヒノギャラリーで虎尾裕新作展「森林限界を行く」が開かれている(2月3日まで)。虎尾は1958年東京都生まれ、1982年に東京藝術大学彫刻科を卒業し、1984年に同大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了している。1983年に駒井画廊で初個展、以来ギ…

Oギャラリーの松岡徹展を見る

東京銀座のOギャラリーで松岡徹展「ありがたいかたち」が開かれている(1月28日まで)。松岡徹は愛知県出身、名古屋芸術大学を卒業し、スペイン国立バルセロナ大学大学院で学ぶ。日本国内のギャラリーをはじめ海外のギャラリーでも個展を行っている。画廊の…

藍画廊&ギャラリーカメリアの小林聡子展を見る

東京銀座の藍画廊&ギャラリーカメリアで小林聡子展「ミラー」が開かれている(1月28日まで)。小林聡子は1991年、多摩美術大学美術学部絵画科を卒業し、1993年同大学大学院美術研究科を修了している。2005〜2006年文化庁芸術家在外研修員としてタイ(チェ…

ギャラリー檜B・Cのシマヅヨウ展を見る

東京京橋のギャラリー檜B・Cでシマヅヨウ展「脈の感じ」が開かれている(1月20日まで)。シマヅヨウは1962年兵庫県生まれ、1986年に武蔵野美術短期大学専攻科を修了している。1986年より個展を続けているという。最近は毎年ギャラリー檜Fで個展を開いていた…

ギャラリーなつかの金沢健一展を見る

東京京橋のギャラリーなつか及びクロスビューアーツで金沢健一展「層―格子」が開かれている(1月27日まで)。金沢健一は1956年東京都生まれ、1979年に東京藝術大学美術学部工芸科鍛金専攻を卒業し、1981年同大学大学院美術研究科を修了している。多くの画廊…

ガルリSOLの寺田和幸展を見る

東京新富町のガルリSOLで寺田和幸展「Observation of NATURE」が開かれている(1月20日まで)。寺田和幸は1946年福岡県出身、1979年東京藝術大学卒業、1980年同大学大学院を修了した。スルガ台画廊やぎゃらりーセンターポイントで個展を繰り返していたが、1…

中国新聞SELECTに紹介された山本弘展

中国新聞SELECTに紹介された、昨年秋の東御市立梅野記念絵画館の特別展「All is vanity. 虚無と孤独の画家―山本弘の芸術」の展評がとても良かった(2023年11月14日)。筆者は中国新聞社の道面雅量氏。 その後半部分を引用する。 展示は油彩65点と、確かなデ…

銀座蔦屋書店GINZA ATRIUMのコムロタカヒロ展を見る

東京銀座の銀座蔦屋書店GINZA ATRIUMでコムロタカヒロ展「Tempest」が開かれている(1月15日まで)。コムロタカヒロは、1985年東京生まれ。2011年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻終了。現在東京を中心に活動。 80~90年代に量産されたフィギ…

HAGISOの高山瑞個展を見る

東京谷中のHAGISOで高山瑞個展「草々」が開かれている(2月12日まで)。高山瑞は1993年神奈川県生まれ、2016年に武蔵野美術大学造形学部彫刻学科を卒業し、2018年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了している。2019年ガルリアッシュで初個展。 高…

ギャルリー東京ユマニテの奥村浩之展を見る

東京京橋のギャルリー東京ユマニテで奥村浩之展「サイクルー大いなる時代―」が開かれている(1月27日まで)。奥村浩之は1963年石川県金沢市生まれ、1986年金沢美術工芸大学美術学部彫刻科を卒業し、1988年同大学大学院修士課程を修了している。1989年メキシ…

Stepsギャラリーの倉重光則展を見る

東京銀座のStepsギャラリーで倉重光則展「真夜中の白い正午」が開かれている(1月20日まで)。倉重光則は1946年福岡県生まれ、1968年村松画廊で初個展、以来様々な画廊で個展を開いている。 突き当りのネオン管の光 今回、画廊には黒く塗られた四角い箱が置…

巷房の加藤哲展を見る

東京銀座の巷房(巷房1、巷房2、階段下)で加藤哲展「BU/WT」が開かれている(1月13日まで)。加藤哲は1970年北海道生まれ、1996年に東京藝術大学美術学部油絵科を卒業し、1998年同大学大学院美術研究科を修了している。1999-2001年に独デュッセルドルフ…

東京都現代美術館のコレクション展を見る

東京木場公園の東京都現代美術館でコレクション展が開かれている(3月10日まで)。ちらしから、 東京都現代美術館では、戦後美術を中心に、近代から現代にいたる約5700点の作品を収蔵しています。「MOTコレクション」展では、会期ごとに様々な切り口を設け…

東京都現代美術館の豊嶋康子展を見る

東京木場の東京都現代美術館で豊嶋康子展「発生法――天地左右の裏表」が開かれている(3月10日まで)。豊嶋康子は1967年埼玉県生まれ、1993年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程修了。1990年田村画廊で初個展、その後秋山画廊などで継続的に個展…

南天子画廊の岡崎乾二郎展を見る

東京京橋の南天子画廊で岡崎乾二郎展「頭のうえを何かが」が開かれた(12月23日まで)。これは出版記念展と題されていて、『頭のうえを何かが』(ナナロク社)という岡崎乾二郎の新刊出版に合わせた個展だった。 画廊に展示されている絵を見て驚いた。ほとん…

国立新美術館の「Idemitsu Art Award展2023」を見る

東京六本木の国立新美術館で「Idemitsu Art Award展2023」が開かれていた(12月25日まで)。831点の応募作品の中から厳選された受賞・入選作品54点を展示とある。 グランプリが1点、審査員賞が5点、学生賞が2点だった。受賞作品を紹介する。 高橋侑子(グ…

eitoeikoの岡本光博展「ラブ&ピース」を見る

東京神楽坂のeitoeikoで岡本光博展「ラブ&ピース」が開かれている(12月30日まで)。岡本光博は1968年京都生まれ。94年滋賀大学大学院修了。94~96年アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークに在籍。97~99 年 CCA 北九州に在籍。01~04 年ドイ…

ギャラリーSAOH & TOMOSの石垣むつみ展を見る

東京神宮前のギャラリーSAOH & TOMOSで石垣むつみ展「過ぎたことと足りないこと」が開かれている(12月23日まで)。石垣は東京生まれ、文化学院デザイン科・芸術科を修了している。1993年に目黒のギャラリークラマーで個展を行い、その後ギャラリー砂翁や空…

SPCギャラリーの平塚良一×松浦延年展を見る

東京日本橋兜町のSPCギャラリーで平塚良一×松浦延年展「化学反応を観る」が開かれている(12月26日まで)。今回は化学を専攻した画家という共通点で二人展が企画された。 平塚良一は1947年埼玉県生まれ、1970年日本大学理工学部工業化学科卒業、1975年パリ国…

ギャルリー東京ユマニテbisの勝見俊介展を見る

東京京橋のギャルリー東京ユマニテbisで勝見俊介展が開かれている(12月23日まで)。勝見俊介は1983年新潟県生まれ、2017年より編み物を始める。2022年に東京のスパイラルホールの「SICF23」に参加したが、東京では今回が初個展となる。 勝見は一見ドローイ…

養清堂画廊の若月公平展を見る

東京銀座の養清堂画廊で若月公平展「描くこと自体のポイエーシス」が開かれている(12月23日まで)。若月公平は1956年埼玉県生まれ、1981年 武蔵野美術大学実技専修科研究課程版画専修修了している。現在東北芸術工科大学で教えていて、優れた弟子が輩出して…

Stepsギャラリーの古藤典子展を見る

東京銀座のStepsギャラリーで古藤典子展が開かれている(12月23日まで)。古藤は1954年埼玉県浦和市生まれ、1979年に武蔵野美術大学大学院を修了している。みゆき画廊、ギャラリーQ、ギャラリー檜などで個展を重ね、ギャラリー現では何度も個展を繰り返して…

TS4312の「2023年TS4312入札オークション」を見る

東京四谷三丁目のTS4312で「2023年TS4312入札オークション」が開かれている(12月24日まで)。ここの最低入札価格がとても安い。入札だから最低価格で落札できるわけではないが、画廊主の沢登さん曰く、うちはお客さんが少ないからあまり競ることがないので…