ギャラリー川船の「夏期入札展示会」を見る

 東京京橋のギャラリー川船で恒例の「夏期入札展示会」が始まった(7月6日まで)。

 入札の方式は「二枚札方式」、これは入札カードに希望価格の上値(上限)と下値(下限)の二つの価格を書いて入札するもの。他に入札者のない場合は下値で落札する。上値が同額の場合には下値の高い入札者が上値で落札する。上値と下値の間に他の入札者が入った場合には、上値の高い入札者が上値で落札する。上値、下値が同額の場合は抽選となる。

 落札価格に別途消費税がプラスされる。

 なお、最低価格が設定されているので、その価格から入札することになる。入札の最小単位は100円となっている。



 高額のものでは、いつもの長谷川利行が、130万円~、85万円~、40万円~、30万円~となっている。里見勝蔵が75万円~などとそれに続いている。山口長男が65万円~、斎藤真一が48万円~となっている。反対に安いものでは、佐藤照雄の鉛筆・パステル画が3千円~、道家珍彦の色紙が3千円~、田沼利規のモノタイプが3千円~、繭部雄作のシルクスクリーンが3千円~、ほかに水島哲雄の油彩が7千円~などとある。

 横尾忠則木版画が10万円~、浜田知明エッチングが30万円~、小山田二郎の油彩が15万円~、福沢一郎の油彩が7万5千円~となっている。

 何しろ全部で130点を超えている。まあ、これらは最低価格であって、必ずしもこの価格で落札できるとは限らないから。

詳しくは画廊のホームページに作品の写真と最低価格が掲載されている。

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「夏期入札展示会」

2024年7月1日(月)-7月6日(土)

11:00-18:00(最終日13:00まで)、7月6日13:45~開札

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ギャラリー川船

東京都中央区京橋3-3-4 フジビルB1F

電話03-3245-8600

http://www.kawafune.com