ギャラリー川船恒例の「夏期入札展示会」が始まった

 東京京橋のギャラリー川船で恒例の「夏期入札展示会」が始まった(7月9日まで)。

 入札の方式は「二枚札方式」、これは入札カードに希望価格の上値(上限)と下値(下限)の二つの価格を書いて入札するもの。他に入札者のない場合は下値で落札する。上値が同額の場合には下値の高い入札者が上値で落札する。上値と下値の間に他の入札者が入った場合には、上値の高い入札者が上値で落札する。上値、下値が同額の場合は抽選となる。

 落札価格に別途消費税がプラスされる。

 なお、最低価格が設定されているので、その価格から入札することになる。入札の最小単位は100円となっている。

           中2点:長谷川利行

上:杉全直

麻生三郎

野見山暁治

中村正義

彦坂尚嘉

篠原有司男


 安いものは3,000円から、高いものは長谷川利行の330万円からと185万円から、砂澤ビッキの150万円からなどがある。杉全直は30万円からとなっているし、麻生三郎の版画は3万円台からだ。井上長三郎の猫の水彩が1万円からだった。瀧口修造の墨・水彩作品が78万円からはさすが。野見山暁治の水彩もデッサンも7万5千円からとなっている。平賀敬の水彩は50万円から、篠原有司男のシルクスクリーンは12万円からとなっている。

 7月9日土曜日の午後1時に入札締め切り、同1時45分より開札となっている。

 ギャラリー川船のホームページには145点の作品リストと画像、最低価格が載っている。

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「夏期入札展示会」

2021年7月4日(月)-7月9日(土)

11:00-18:00(最終日13時まで)

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ギャラリー川船

東京都中央区京橋3-3-4 フジビルB1F

電話03-3245-8600

https://kawafune.com/