今日から京橋のギャラリー椿で恒例のオークションが始まる。
オークションは1月19日(金)、20日(土)、21日(日)、22日(月)の4日間。誰でも自由に入札できる。400点以上の出品点数だ。ギャラリー椿は銀座・京橋地区でも特に大きなギャラリーだが壁面はぎっしりと作品で埋められるだろう。全部見るのが大変だとも言えるし、それが楽しいとも言える。気に入った作品も必ずあるだろう。
出品リストを見ると、作家名、作品名(種類)、最低落札価格、素材・技法、サイズ・エディション、体裁、備考の欄がある。最低落札価格は文字どおり最低の入札価格だ。
全体に安価な傾向で、高いものでは、草間彌生の銅版画が60万円〜、宮島達夫のミクストメディアが50万円〜、伊東深水の木版画が50万円〜、中村宏の版画が30万円〜、高山辰雄の水彩が29万円〜あたりか。成行つまり5,000円からというのが最も多く、1万円〜というのもたくさんある。気になったのを拾うと、多賀新の銅版画が1万円〜、小山田二郎の水彩画が10万円〜、堀越千秋のアクリル画が3万円〜、有元利夫の版画がたくさん出ていて3万円〜、村上隆の版画が6万円〜、山下清のリトグラフが4万円〜、重野克明の銅版画が2万円〜、浜田浄のアクリル画が6万円〜、呉亜沙もたくさん出品されている。いま損保ジャパン日本興亜美術館の「クインテット」に参加している室井公美子の油彩が2万円〜、篠原愛のインク作品は6万5千円〜、赤塚祐二の油彩が15万円〜、岩坪賢の日本画が3万円〜、宇佐美圭司の版画が成行となっている。津田亜紀子の立体が5万円〜、高浜利也の銅版画が1万円〜などとなっている。
入札方式は1人2枚札によるもの。これは希望価格の上値、下値の2つを記入する方式で、他に入札者がいなければ下値で落札されるが、競合した場合は上値で落札するというもの。もちろん相手の入札した金額がそれより上なら相手のものになる。入札の最小単位は100円とのこと。最低落札価格1万円以下のものは真贋無保証となっている。
なお、落札した場合は、落札価格に別途ギャラリーの手数料が10%、この手数料に対して消費税が8%加算される。10,000円で落札すれば、手数料1,000円と消費税80円がかかり、合計11,080円が支払い金額になる。
オークションは11:00ー18:30、入札締め切りが1月22日(月)16:30、開札が同日17:00からとなっている。
入札しなくて見るだけでも大丈夫。作品は400点以上並んでいて面白いのでぜひ行かれることをお薦めする。出品リストはギャラリー椿のホームページでみることができる。
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ギャラリー椿
東京都中央区京橋3-3-10 第一下村ビル1F
電話03-3281-7808
http://www.gallery-tsubaki.net