ギャラリー椿のオークションが始まった

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 今日から京橋のギャラリー椿で恒例のオークションが始まる。
 オークションは7月20日(土)、21日(日)、22日(月)の3日間。誰でも自由に入札できる。今年は750点以上の出品点数だ。ギャラリー椿は銀座・京橋地区でも特に大きなギャラリーだが壁面はぎっしりと作品で埋められている。全部見るのが大変だとも言えるし、それが楽しいとも言える。気に入った作品も必ずあるだろう。
 出品リストを見ると、作家名、作品名(種類)、最低落札価格、素材・技法、サイズ・エディション、体裁、備考の欄がある。最低落札価格は文字どおり最低の入札価格だ。
 リストを頭から見てみる。大河原愛、篠原愛、呉亜沙の名前がある。夏目麻麦が何点も出ている。富田菜摘、甲斐清子がある。今西中通野見山暁治の九州時代の先輩だ。駒井哲郎の銅版画、先に亡くなった関根伸夫の「位相-絵画」が60万円~、田端麻子、中村宏、平体文枝、堀由樹子なんて良い画家も挙がっている。村井正誠、山下菊二という大御所も。梅田恭子の銅版画もある。草間彌生シルクスクリーンは120万円~、若林奮の銅版画、重野克明のペン画、野見山暁治リトグラフは4万円~、宇佐美圭司の版画が成行になっている。成行ということは5千円からということだ。秋山泉の鉛筆画が13万円~、鏑木昌弥のグァッシュ、堀越千秋アクリル画脇田和の油彩が25万円~、曽宮一念、滝沢具幸、宮崎進アラーキーのポラロイド。棟方志功は100万円~、ポロックシルクスクリーンも120万円~。上野憲男の銅版画が成行になっている。

 入札方式は1人2枚札によるもの。これは希望価格の上値、下値の2つを記入する方式で、他に入札者がいなければ下値で落札されるが、競合した場合は上値で落札するというもの。もちろん相手の入札した金額がそれより上なら相手のものになる。入札の最小単位は100円とのこと。最低落札価格1万円以下のものは真贋無保証となっている。
 なお、落札した場合は、落札価格に別途ギャラリーの手数料が10%、この手数料に対して消費税が8%加算される。10,000円で落札すれば、手数料1,000円と消費税80円がかかり、合計11,080円が支払い金額になる。
 オークションは11:00ー18:30、入札締め切りが7月22日(月)16:30、開札が同日17:00からとなっている。
 入札しなくて見るだけでも大丈夫。作品は750点以上並んでいて面白いのでぜひ行かれることをお薦めする。出品リストはギャラリー椿のホームページでみることができる。
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ギャラリー椿
東京都中央区京橋3-3-10 第一下村ビル1F
電話03-3281-7808
http://www.gallery-tsubaki.net