東京京橋のギャラリーなつかで遠藤美香展が開かれている(8月3日まで)。遠藤美香は1984年静岡県生まれ、2007年日本芸術大学美術学科版画専攻を卒業し、2009年愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画・版画領域を修了している。2009年にギャラリーなつかbisで初個展、以来ギャラリーなつかなどで個展を開いている。2022年には浜松市美術館で個展が開かれ、2023年には「VOCA展2023」にも選ばれている。
今回のメインは大きな木版画「道」で左手の壁一杯に展示されている。これが天地183m、左右382cmもある。また「ここに根を生やせ」は天地91m、左右182cmの大作。そして「柿」は天地左右それぞれ91cmという大きさだ。
いずれも気持ちの良い作品だ。隣室の小さなスペース(クロス・ビュー・アーツ)には小品が並んでいる。作品を通して遠藤美香のやさしい性格が伝わってくる。
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遠藤美香展
2024年7月16日(火)―8月3日(土)
11:00-18:30(土曜日は17:00まで)日曜休廊
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ギャラリーなつか
東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F
電話03-6265-1889