東京銀座のコバヤシ画廊で渋谷和良展が開かれている(7月20日まで)。渋谷は1958年東京生まれ、1981年に東京藝術大学美術学部油画科を卒業し、1983年に同大学大学院美術研究科版画専攻修士課程を修了している。2002年から1年間、文化庁在外派遣研修員としてドイツベルリン芸術大学およびマールブルグ大学にて研修。1996年に柳沢画廊で初個展、その後ドイツや日本各地の画廊で個展を行い、2019年からは毎年コバヤシ画廊で個展を開いている。






ギャラリーの正面の壁に左右454.6cmの大作「荒波のポリフォニー」が展示されている。渋谷にしては穏やかな作品だ。しかし、左手の壁には「赤の風景」と題された激しい作品が展示されている。
渋谷は本来激しい作風の人だと思う。彼は小綺麗にまとめることをしない。激しさは完成度とか円熟とは相性が悪い。渋谷は安易な完成よりそれが過渡的でも激しさを貫いていく。そんな渋谷の姿勢は半端なく遠いところに届くと思う。私は予言する。ある日渋谷は大きく脱皮するだろうと。
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渋谷和良展
2024年7月8日(月)―7月20日(土)
11:30―19:00(最終日17:00まで)日曜休廊
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コバヤシ画廊
東京都中央区銀座3-8-12 ヤマトビルB1F
電話03-3561-0515
http://www.gallerykobayashi.jp/