ギャルリー志門の西村沙由里展の龍が見応えがある


 東京銀座6丁目のギャルリー志門で西村沙由里展が開かれている(11月3日まで)。西村は1988年北海道札幌市生まれ、2011年に東北芸術工科大学を卒業し、現在同大学院に在学中である。初個展は2010年に今回と同じこのギャラリーで行っている。今年、第80回日本版画協会展 A部門山口源新人賞を受賞した。今回その受賞作品を中心に展示している。
 西村は龍を描いている。ただ龍は古来から多くの画家に描かれてきた。だから自分独自の龍を研究しているのだという。大作の龍の足の部分を取り出して並べてみた。すごい迫力だ。この後どんな風に展開させるのだろう。今後が楽しみな版画家だ。

 版画協会展新人賞受賞作

 上の大作の足の部分

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西村沙由里展
2012年10月22日(月)−11月3日(土)
11:00−19:00(最終日17:00まで)会期中無休
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ギャルリー志門
東京都中央区銀座6-13-7 新保ビル3F
電話03-3541-2511
http://g-simon.com/