8th Art Program Ome 2010「循環の体」(その2)

 11月15日に紹介したように、毎年青梅市市内各所で開かれるArt Program Ome 2010「循環の体」が今年も始まっている。(11月28日まで、青梅市立美術館のみ12月5日まで)。
 この企画は16人の美術家に加え、多摩美術大学明星大学東京造形大学、武蔵野美術大学の学生たち50人ほどが、青梅市立美術館、青梅織物工業協同組合施設、青梅総合高校講堂、吉川英治記念館、市内各所の路地や庭、神社や寺の境内、公会堂などに作品を設置しているもの。
 先日は作間敏宏の作品を紹介したが、今回は作間以外の作品を紹介する。ただ美術館などに展示されている美術家の作品は撮影できなかったし、面白い作品でも撮影に適さないものもあった。そんなわけで紹介するものが必ずしも優れたものというわけではない。

水上嘉久(青梅総合高校講堂)大理石の彫刻

榊貴美(青梅総合高校講堂横の藤棚)棚から吊り下げられている


上村卓大(青梅織物工業協同組合)レディーメイドの一種か

古木秀佳(橋本たばこ店裏の蔵)布、ビーズ

大城夏紀(牛乳屋さんと濱中さんの家の間の路地)もっと広ければ良かったのに

師岡千穂(中村さん宅裏倉庫入口)石と紐

佐藤慎吾(山崎さん宅駐車場スペース)複数のカメラオブスキューラーに映された風景

そのアップ

小林則之(妖怪堂本舗裏)木彫作品「受刑者005」
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青梅市立美術館では、母袋俊也、岡崎乾二郎山口啓介などが見られた。
公会堂の暗い部屋ではモーターで回っている紐の作品もあった。横浜トリエンナーレ内藤礼を思い出した。
寺の境内にビニールに包まれて置かれていた平面作品があったが、これは見づらかった。
ゆっくり見て回る時間と体力があれば楽しいアートフェアだろう。


8th Art Program Ome 2010「循環の体」の作間敏宏作品(2010年11月15日)