コピーライターの散文

 コピーライターの散文が評価できない。戦前から活躍していた大御所のコピーライターのエッセイがひどかった。体言止めの羅列で、とても読めたものではなかった。新聞記者の文章もだいぶひどいが(「新聞の文章は分かりやすさを旨としている」参照)、コピーライターのそれに比べればまだましかもしれない。
 林真理子がいるではないかとの声が聞こえそうだ。残念ながら林真理子のコピーライター時代の仕事を知らないし、小説も読んだことがない。もしかしたらコピーライターとして2流だったのか、作家として大したことがないのか、あるいはその両方なのか。