東京京橋のギャラリーなつかで「たまびやきⅠ」が開かれている(9月20日まで)。「たまびやき」とは、多摩美術大学/工芸学科/陶/選抜作品展のこと。

宇都正太朗
陶としてはきわめて大きい造形。宇都のテキストから、「生き物と無機物が対話する中で、土からは生き物の気配が漂い始める。(……)真逆の性質を持つもの同士が組み合わさることで生まれる異質な空気感を表現した」。

吉本早希
吉本のテキストから、「ワニの怪人は、人間の作り出した社会に縛られず、なんの悩みもなく自由に生きています。丈夫な体をしていながらそれを誇示するわけでもなく、世界をどこか俯瞰してくつろいでいます。こちらは、社会的役割からの解放というテーマで制作しました。人間としての自分をやめて、ワニ人間になってしまいたい。私が抱える日々の小さな悩みや不安は、この作品の姿に自分を重ねることで忘れられます」。

澤希実
澤のテキストより、「こどもを楽しい本の世界に迎え入れるアルコールスタンドです。図書館の「こどもの本コーナー」に設置することを想定し、制作しました」。

白井結
白井のテキストより、「横浜市にある、いなり湯という銭湯をモチーフにしたアルコールスタンド」。

浅賀ひなた
浅賀のテキストより、「目の前の景色や光景がきっかけとなって過去の想い出が呼び起こされることがあります。そのとき、目の前の景色を見ながら記憶の中の景色を同時に見ているような、現在に過去が重なっていくような感覚があります。この作品ではそのような感覚を粘土を用いて探っています」。

矢板いろは
矢板のテキストより、「陶器の板に、ドローイングをほどこしました。しゃべるより考えるより、描いてからまじまじと眺めたかった」。
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「たまびやきⅠ」
2025年9月15日(月)-9月20日(土)
11:00-18:30(最終日は17:00まで)
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ギャラリーなつか
東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F
電話03-6265-1889