東京六本木の小山登美夫ギャラリー六本木でシュ・ニン(許寧)展が開かれている(3月4日まで)。ギャラリーのホームページから、
1979年北京生まれ。北京の首都師範大学油画専攻専科卒業後、2006年家族とともに日本へ移住し、2020年多摩美術大学大学院修士課程絵画専攻修了。現在神奈川県を拠点に制作活動を行なっています。
作品制作において、母国中国の古代思想や、ヤン・ファン・エイクをはじめとしたネーデルラント絵画の迫真のリアリティ、ドルチェ&ガッバーナのファッションの装飾と革新性や、自然の美、生命の儚さなど、時代や国境、ジャンルを越えた事象から多くの影響を受けてきました。
大きなキャンバスに、面相筆(穂先のきわめて細長い筆)で色面や線を一筆一筆重ねて描きあげるという驚くべき緻密さ。と同時に、ドリッピングによる絵の具の跳ねや垂れの偶然性も共存させます。また、絵の具の色の鮮やかさ、盛り上がりと白いフラットな部分の対比により作品に躍動感と迫力を生み出しています。
面相筆で描かれた色面や線、またドリッピングによるという偶然性を共存させている。しかしながら私にはシュ・ニンの作品がよく分からない。ただ天下の小山登美夫ギャラリーが取り上げているのだから、私が不明なのだろう。
記録として紹介する。
・
シュ・ニン(許寧、XU NING)展
2023年2月4日(土)-3月4日(土)
11:00-19:00(日月祝休廊)
・
小山登美夫ギャラリー六本木
東京都港区六本木6-5-24 コンプレックス665 2F
電話03-6434-7225
http://tomiokoyamagallery.com/