東京大田区南雪谷の小島びじゅつ室で「絵画という風景 展」が開かれている(4月17日まで)。出品作家は涌田優樹と立原真理子。ここでは立原を紹介する。
立原は茨城県生まれ、2006年に女子美術大学芸術学部洋画専攻を卒業し、2008年に東京芸術大学大学院美術研究科修士課程を修了している。2007年に銀座のフタバ画廊で初個展を開き、その後2012年に巷房2と階段下で、2013年に藍画廊、2014年にHasu no hanaと藍画廊、2015年にPicaresqueギャラリー、2020年に藍画廊で個展を開いている。2020年にはVOCA展にも選ばれている。
中心的な作品は網戸に風景を刺繍している。それを両側から見られるよう、壁から離して設置し、裏側に回れるようになっている。
また初期からの作品も展示されていて、最初はグリッドをフリーハンドで描いていた。紗をレイヤーのように使って3層、4層の作品にも仕立てている。
小島びじゅつ室は、小島歯科医院の小島靜二氏が経営する画廊で、雪谷大塚から徒歩6分の住宅街の中にあり、観覧にはあらかじめ予約をすることが必要だ。
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「絵画という風景 展」
2022年4月3日(日)―4月17日(日)
12:00-18:00(4/17は休室)
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小島びじゅつ室
東京都大田区南雪谷3-17-21
http://kojimadentalroom.sakura.ne.jp/room/Ppage_id20.html