東京六本木の六本木ストライプスペースで「凸凹な多面体:星埜恵子の仕事 1970-2021」と、併催されている「池田龍雄(1928-2020)いつも近くに、そしていつまでも」が開かれている(7月15日まで)。
「凸凹な多面体」は舞台美術家として1970年にデビューした星埜の空間美術や映画美術、パフォーマンス企画や美術大学での人材育成などの仕事を紹介している。80年代にはフランスでジャン=ルイ・バローの劇団で研修を受けているという。
また星埜は昨年亡くなった池田龍雄にも師事していた。それで今回地階のスペースで池田龍雄と親交のあった作家たちの作品を並べている。わが師山本弘も戦後一時期阿佐ヶ谷高円寺周辺で暮らしていたとき、池田龍雄と親交を結んでいたらしく、池田も憶えていたし、1955年の私立菊華女子高等学校で開かれた第1回杉並美術展のちらしにも山本弘と池田龍雄の名前が並んでいる。そんな縁があって、山本弘の油彩も2点展示してもらった。ほかに上條陽子や柴田和、大坪美穂、池田忠利の作品も展示されていた。
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「凸凹な多面体:星埜恵子の仕事 1970-2021」、併催「池田龍雄(1928-2020)いつも近くに、そしていつまでも」
2021年7月10日(土)―7月15日(金)
11:00-20:00(最終日16:00まで)
※最終日14:00-16:00 クロージングイヴェント
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六本木ストライプスペース
東京都港区六本木5-10-33
電話03-3405-8108
https://striped-house.com/spaceafter.html