東京上野桜木の櫻木画廊で中津川浩章展「線を開放する」が開かれている（６月６日まで）。中津川は1958年静岡県生まれ。和光大学で学び、個展をギャラリイK、パーソナルギャラリー地中海などで数回ずつ開き、その他、ギャラリーJin、ギャラリー日鉱、マキイマサルファインアーツ、Stepsギャラリー等々で開いている。
中津川は樹や海や動物などから生れるイメージを描いている。しかし、今回はそれらのイメージが希薄で、抽象的な線で造形的なものを追求したような作品も見られる。抽象的な線の作品とイメージが主体になっている作品が混在している印象を持った。
その抽象的に見える作品にも人や植物などの形が仄見える。
そろそろどこかの美術館で中津川の個展を企画しても良いのではないだろうか。広いスペースでの回顧展を見たいと思う。
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中津川浩章展「線を開放する」
2021年５月26日（水）―６月６日（日）
11：00－18：30（最終日17：30まで）月・火は休廊
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櫻木画廊
東京都台東区上野桜木2-15-1
電話03-3823-3018
https://www.facebook.com/SakuragiFineArts/
JR日暮里駅南口から谷中の墓地を通って徒歩10分
SCAI THE BATHHOUSEの前の交番横の路地を入って50mほどの左側
