東京上野桜木の櫻木画廊で沓澤貴子展が開かれている(10月10日まで)。沓澤は静岡県生まれ、1996年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業し、1998年に同大学大学院油絵コースを修了している。昨年は西荻窪の数寄和で個展を開いている。その後も東京外苑前のアートギャラリー DELL’ARTE(デラルテ)でグループ展 「緑の階調 ―鎮静の空間のために―」が開かれており、そこに出品している沓澤貴子の作品がとても良かった。
今回80~100号くらいの大きな作品を4点出品しているが、画廊に入って左側の壁に展示している作品がことに良かった。また、右側の壁のその右手の6号くらいの小品も面白かった。
沓澤は2001年にガレリアラセンで初個展を行って以来、ぶれることなく抽象作品を発表している。今回気持ち良い作品を見せてくれて沓澤の実力を再確認した。コロナの規制も緩和されているようなので、多くの人が見に行くことを希望する。
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沓澤貴子展「瞑 ―ひとみのうちがわ―」
2021年9月29日(水)―10月10日(日)
11:00-18:30(最終日17:30まで)月曜、火曜休廊
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櫻木画廊
東京都台東区上野桜木2-15-1
電話03-3823-3018
https://www.facebook.com/SakuragiFineArts/
JR日暮里駅南口から谷中の墓地を通って徒歩10分
SCAI THE BATHHOUSEの前の交番横の路地を入って50mほどの左側