東京銀座の東京画廊で小清水漸「垂線」展が開かれている(4月17日まで)。ギャラリーが配布しているちらしから、
小清水漸は1944年愛媛県宇和島生まれ。1966年から1971年まで多摩美術大学彫刻科在籍。(……)1960年代後半から木、石、紙、土、鉄などを用い、素材間のかかわりを重視した作品を制作してきました。1970年前後の「もの派」の中心的アーティストであり、ベネチアやサンパウロのビエンナーレ展をはじめ国内外の展覧会で活躍しています。(中略)
本展で展示する〈垂線〉は、1969年に発表された真鍮の分銅をピアノ線で吊った作品です。(……)ただひたすら床にある一点を指し示す分銅とそれを支える天井からの垂直線は、それぞれ、彫刻作品の原点と垂直軸を、目に見える形で表現するものです。また、本展では、2015年に制作された石を吊るした作品も展示します。
わずかに床から持ち上げられた石は大小11個あり、それが天井から吊り下げられている。緊張感のある空間だ。壁には2020年制作の木製のレリーフが展示されている。作曲家の森円花が3月にパフォーマンスを行い、それが映像で流されている。
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小清水漸「垂線」展
2021年3月13日(土)―4月17日(土)
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東京都中央区銀座8-10-5 7F
https://www.tokyo-gallery.com/