東京銀座の東京画廊+BTAPで菅木志雄展3rdが開かれていた(10月19日まで)。大きな作品は1996年制作のもの。
東京画廊は3回に渡って菅の過去の作品を展示している。今回がその第3回目。「本展では、それら過去のオリジナルの作品をアーティストが監修して再展示いたします」とある。
細い鉄棒を縦10本と横20本で格子状に溶接し、網状のそれを10セット並べている。それからその一部を切り取り、柱のように立てている。この形が何かを暗示したり意味したりしている訳ではないだろう。
これを見て気がついたことは、中沢研の造形が菅木志雄のすぐ近くにあることだった。だが、異なる点もある。菅の造形がぶっきらぼうで即物的なのに対して、中沢はより情緒的で人間的な表情をもっていることだ。
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菅木志雄展3rd
2019年10月12日(土)-10月19日(土)
11 :00 – 19 :00 (土―17:00)日・月・祝日休廊
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東京画廊+BTAP
東京都中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階
電話03-3571-1808
http://www.tokyo-gallery.com/