GALERIE PARISの野沢二郎展「たたずむ」を見る

 横浜中区のGALERIE PARISで野沢二郎展「たたずむ」が開かれている(7月14日まで)。野沢は茨城県生まれ、1982年に筑波大学大学院を修了している。これまで「VOCA展'97」や同年の「バングラデシュ. アジア美術ビエンエーレ」に参加し、2012年はDIC川村記念美術館の企画展「抽象と形態」にも選ばれた。東京銀座のコバヤシ画廊では2000年以降毎年個展を開いている。
 画廊に入って右手の壁に大きな作品が展示されている。左右405cm、「雨のあとに」と題されているが、題名を知らなくても水のイメージを描いていることが分かる。ほかにも「うたかた」、「残照」、「この辺りに」、「向こうにある」などと題されている。静かな中に激しいものが潜んでいるような画面を作っている。






 撮影しなかったが、小品もたくさん並んでいる。このギャラリーへ行ったのは初めてだったが、広くてゆったりした空間だった。みなとみらい線日本大通駅から徒歩3分くらいで、JR京浜東北線管内駅からも徒歩7分くらいだ。
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野沢二郎展「たたずむ」
2018年6月30日(土)〜7月14日(土)
12:00〜19:00(最終日17:00まで)日曜休廊
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GALERIE PARIS
横浜市中区日本大通14 旧三井物産ビル1階
電話045-664-3917
http://www.galerieparis.net