うしお画廊の深沢軍治展を見る

 東京銀座のうしお画廊で深沢軍治展が開かれている(7月14日まで)。深沢は1943年山梨県生まれ、1971年に東京芸術大学大学院美術研究科を修了している。昨年の10月に東京小金井のギャラリーブロッケンで個展を開いていた。一方毎年のようにみゆき画廊で個展を開いてきたが、みゆき画廊がうしお画廊に変わってもそれは変わらない。うしお画廊では昨年4月以来になる。
 深沢はDM葉書に次のように書いている。

それは、ある日保留になる。 失望と期待故に部屋の片隅に積まれるが、やがて忘れられる。
それがふたたび保留がとかれるのはほとんど偶然である。 時に発酵が進んだように答えが出ているものもある。
考えて計画したりもするが、満足は得られない。 だから又、こんな付き合いをする。

 深沢は毎回多様な形を示している。似たような形で済ますことはない。それでいながら深沢の作品だと感じさせる。色彩もみごとだ。






 深沢は京都在住なので会期中毎日滞在するわけではない。いったん帰って来週もまた来られるそうだから、在廊日を画廊に問い合わせれば作家に会えるだろう。
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深沢軍治展
2018年7月2日(月)−7月14日(土)
11:30−19:30(最終日17:00まで、日曜休廊)
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うしお画廊
東京都中央区銀座7-11-6 イソノビル3階
電話03-3571-1771
http://www.ushiogaro.com/