ギャルリー東京ユマニテbisの清麻里展を見る

 東京京橋のギャルリー東京ユマニテbisで清麻里展-fractal-が開かれている(11月12日まで)。清は1969年大阪府生まれ、1993年に法政大学工学部建築学科を卒業している。2012年に陶芸家恵美加子に師事。2016年にギャルリ・プスで初個展。その後もプスで個展を重ね、2021年には巷房で個展をしている。


 清は陶の立体を作っている。釜の大きさの制約から、フラクタル(かたちの部分と全体が相似になっている幾何学の概念)にヒントを得た有機的な造形を制作した。

 ロート状あるいは乳房状のピースが11個組み合わされている。どこか浮遊感があったので尋ねると、中心に鉄パイプが立っていて、そこから吊られているという。面白い造形だと思った。

 会場にはこの作品1点だけで、なかなか潔い展示だった。でも小品とかマケットなどをギャラリーの外、芳名帳を置くあたりに並べても良かったんじゃないかな。

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清麻里展-fractal-

2022年11月7日(月)―11月12日(土)」

10:30-18:30(最終日17:00まで)

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ギャルリー東京ユマニテbis

東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビルB1F

電話03-3562-1305

https://g-tokyohumanite.com