ギャルリー東京ユマニテの野田裕示展を見る

 東京京橋のギャルリー東京ユマニテで野田裕示展「ずらしの作法」が開かれている(4月8日まで)。野田は1952年和歌山県生まれ、多摩美術大学を卒業した翌年すでに伝説の南画廊で個展を開いている。その後ギャルリー東京ユマニテで個展を繰り返してきた。2012年には国立新美術館で大規模な個展が開かれた。

 今回は「ずらしの作法」というタイトルが付けられている。ギャラリーのホームページより、

 

シャープな直線が印象的な今回の新作では、重ねたカンヴァスを変化させることで様々なイメージを生み出す野田の新しい試みが見られます。切り分けられたカンヴァスが画面上で少しずつ移動され、そのずれによって生じたすき間が緊張感のある線や形となって浮かび上がってきます。50号(116.7×80.3cm)の作品を中心に、十数点の新作が発表されます。

 



 2012年の国立新美術館での個展は見事だった。野田は優れて現代日本を代表する画家の一人なのだ。

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野田裕示展「ずらしの作法」

2023年3月22日(水)-4月8日(土)

10:30-18:30(日曜日休廊)

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ギャルリー東京ユマニテ

東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F

電話03-3562-1305

https://g-tokyohumanite.com