東京神楽坂のギャラリーeitoeikoで入江一郎展「ペタン師」が開かれている(12月22日まで)。入江は東京生まれ。2歳より両親に連れられロサンゼルスに移住。作家、キュレーター。コンテンポラリーアート専門の RiM マガジンを編集する。アーティストとしては国際的に発表し、ロサンゼルスでは DENK ギャラリーにて個展を、メキシコシティでは Yautepec で、東京では eitoeiko で発表する。近年の参加展覧会に「めがねと旅する美術展」(開催中、青森県立美術館/島根県立石見美術館/静岡県立美術館)。
今回の個展ではポスターなどを壁に固定するいわゆる「ひっつき虫」(=ポスターパテ)を素材に作品を作っている。「インポスター(シリーズ)は、ポスターパテと呼ばれる事務用品を用いて制作され、現代美術や写真、映画や音楽など、入江が10代や20代の頃に同世代の間で流行したものを二次元のイメージに変換し作品化しています」とギャラリーのHPにある。3色ほどのポスターパテを練って必要な色を作り、それを使って平面作品を作っている。ポスターパテを使うことから、映画などのポスターを引用した作品としている。
D. リンチ監督のテレビ映画『ツインピークス』
キューブリック監督の『ロリータ』
『ブレードランナー』
アレハンドロ・ホドロフスキー監督の『エル・トポ』『サンタ・サングレ』『ホーリー・マウンテン』
ジョン・レノンとオノ・ヨーコ
アラーキーの緊縛写真
ロック・バンドなどのマーク(宗教的熱狂に通じるという)
入江さんは静岡県立美術館のオープニングに行っているとかで会えなかった。結構年配の作家らしい。
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入江一郎展「ペタン師」
2018年11月24日(土)−12月22日(土)
12:00−19:00(日月祝休廊)
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Eitoeiko
東京都新宿区矢来町32-2
電話03-6873-3830
http://www.eitoeiko.com
※神楽坂の矢来公園すぐ近く