東京神楽坂のeitoeikoで木村了子展「神楽坂の愛人の家」が開かれている(1月18日まで)。木村了子についてはギャラリーのホームページより、
1971 京都生まれ。1997 東京藝術大学大学院修士課程壁画専攻修了。美男におわす 埼玉県立近代美術館、島根県立石見美術館 2021、フェミニズムス/FEMINISMS 金沢21世紀美術館 2021、日本画のゆくえ 栃木県立美術館 2022、URBAN GAZE メキシコシティ 2024、第9回日経日本画大賞展 上野の森美術館 2024ほか展示多数。









タイトルどおり官能的な作品が並んでいる。木彫の腰から下の人物像もあったが、これは木村了子の作品ではなく、参考作品とのこと。木村がモデルにした男性を360°撮影し、そのデータをもとにコンピュータを使って切り出したものだという。こ、こ、こんなに対象を正確に木彫で再現できるのなら、安室奈美恵のヌードも彼女の協力が得られれば再現できるのだろうか? 昔銀座8丁目にギャラリーQがあった頃、FRPで広末涼子の写実的なヌードを制作した立体作家がいたことを思い出した。ギャラリーで気を使って胸と陰部を隠したほどだった。DM葉書の画像を見た人が、ほほう広末もついに脱ぎましたかと言ったという。
木村了子の作品はすべてイケメンのヌードだ。DMはがきに書かれた木村のコメントは、「会場はディレクター癸生川氏が運営する自宅兼ギャラリーで、未成年のご子息がおられます。官能的なご感想は胸に秘め、控えめな会話のご協力をお願いいたします」というもの。展示の内容がうかがえるというものだ。
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木村了子展「神楽坂の愛人の家」
2024年12月7日(土)-12月28日(土)
2025年1月7日(火)-1月18日(土)
12:00-19:00(日月祝日休廊)
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eitoeiko
東京都新宿区矢来町32-2
電話03-6873-3830