ギャルリー志門の「壁をめぐるものがたり展」の林正彦が良い


 東京銀座のギャルリー志門で「壁をめぐるものがたり展」が開かれている(3月10日まで)。「壁」をテーマに4人が参加している。矢坂晶一、林正彦、田中良、照山ひさ子の4人だ。そのうち林正彦の大作がおもしろかった。
 林は1953年長野県飯田市生まれ、1977年にイタリアへ渡り、1982年にイタリアペルージア美術アカデミアを卒業している。帰国後、飯田市近郊の特殊な赤土を使った作品を制作し発表を続けている。私は銀座にあったギャラリーセンターポイントで林正彦展をみてきた。数年前にも画廊るたんで個展をおこなっている。


 今回発表した作品は2,500mm×3,500mmの大きさで、ドンゴロスに赤土を浸み込ませ銀箔を貼っている。作品の一部をアップにして撮影してみた。ドンゴロスと銀箔の組み合わせが意外に調和していて成功していると思った。
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「壁をめぐるものがたり展」
2018年3月5日(月)―3月10日(土)
11:00−19:00(最終日17:00まで)
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ギャルリー志門
東京都中央区銀座6-13-7 新保ビル3F
電話03-3541-2511
http://g-simon.com/