東京銀座のギャラリー暁で南島隆展「悠久のジョージア」が開かれている(10月15日まで)。南島は1957年長野県飯田市生まれ、1983年武蔵野美術大学大学院彫刻科を修了している。私とは同郷で高校の後輩にあたる。
2005年に愛知万博で「グルジア賞」を受賞している。グルジアは現在ジョージアと名前を変え、栃ノ心の出身地だ。南島は受賞以来ジョージアとの交流を深め、もう何度か訪れてジョージアの虜になっているという。以前はソ連圏だったが、現在は国民の心情は反ソとのこと。しかし主な産業は農業と観光くらいで貧しい国らしい。ただワインがとても美味しいとのこと。
会場にはジョージアの偉人の彫像が2体展示されていたが、私はジョージアについては何も知らないので、この偉人たちのことも全く分からなかった。
他にはいつもの南島のドンゴロスをまとった猫背の人物像や馬を運ぶトラックなどが展示されている。南島の造形する人物像はいつもどこか寂しそうだ。どんな思いを反映させているのだろう。
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南島隆展「悠久のジョージア」
2022年10月10日(月)―10月15日(土)
11:00-18:30(金曜日19:00まで、最終日17:00まで)
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ギャラリー暁
東京都中央区銀座6-13-6 商工聯合ビル2F
電話03-6264-1683
https://www.gallery-akatsuki.com/